1.抽象画家ジャクソン・ポロックをエド・ハリス初監督&主演で描いた映画。『めぐりあう時間たち』でも素晴らしかったエド・ハリスがここにきてようやく開花した感じがして嬉しい。描かれるのはジャクソン・ポロックなる画家の半生。美術方面に疎いのでポロックって名前知らなかったんですけど、映画に登場する作品を見て「あぁ、これか」と思いました。絵具をキャンバスに垂らす抽象的な絵で不思議と暖かさが伝わる絵です。エド・ハリス自身この作品のためにペインティングの訓練をしたみたいで、映画内で実際に描かれる絵も相当にいいんじゃないですか?天才芸術家につきものの不安定な精神ゆえの崩壊まで実直さが伝わる映画でした。