4.《ネタバレ》 なぜこの映画のレビューを書くのか? なぜなら映画館にて初めて大号泣した作品だからだ! って別にいきらなくてもいいんだけど…
なにせ私にとっては思い出多き映画。時は中学2年生、そもそも同時上映だったカサンドラクロスを観たくて男友達数人と映画館へ。先に始まったのがこのラストコンサート、恋愛映画というジャンルに思春期の私は何とも居心地悪いな~と思った直後、体に電流が走る!…そう、主演のパメラ・ヴィロレージに純朴な少年のハートは一瞬にして射抜かれたのだった。そのあとはとにかく映画にのめりこみ、ステルヴィオ・チプリアーニの美しくも胸を揺さぶられる音楽も相まって、あれよあれよとラストの大号泣まで一直線。当然のことながら友達には泣いたことがバレバレで、翌日からしばらく学校でからかわれたことも今ではいい思い出。とにもかくにもスクリーンの女優、しかも海外の女性に憧れを抱いたのはこの映画が初めてで、映画音楽に目覚めたのもこの映画だった。そしてこのあと、ロードショー・スクリーンという映画雑誌を読み漁ることとなる…ってごめんなさい、映画そのもののレビューがないじゃないか。まあ内容自体は言わずもがな恋愛映画の王道なので、好き嫌いははっきりわかれるんじゃないかと。べたな展開や細かいストーリーの粗もあるけど、今でも多くのファンがいるということは、やっぱりいい作品じゃないかと思うなあ。蛇足だけとカサンドラクロスももちろん面白かったよ!