1.映像の美しさ、スローモーションの演出、カットバックや同時進行の演出、アクションシーンの出来で、8点あげてもいいのではないかと思う。筋立てそのもの、特に後半に粗さが目立つが、それを打ち消すだけの映像パワーを備えていると思う。もし、第二次大戦で--というのは、ポーランドなど東欧諸国、バルト三国、仏独国境、台湾などに共通のテーマであり、思考実験を通して「国」や「民族」や「平和」や「繁栄」を考えるのは、戦争をしたがっている人たちに大量議席を与えてしまった世相の中で大切なことだと思う。日本の中で、「やまと」、「沖縄」、「米軍基地」を考えることにもつながえることだと思う。