3.みっちり上映時間中は見せ場で埋め切っていく姿勢。サービス精神。バケモンも主人公も、みな呪文で動けなくなってしまうなんてのもあった。手の印字が流れで解けるの。剣捌きとロープを使っての回収。止まってしまった馬を撫でる隊員たち。動くことと止まっていることとの違いに敏感。ワイヤーアクションが見どころなんだけど、そうなるとかえって「行列」が迫力があったりする。大僧正。あれが歩いてくるとこなんて、なんかフェリーニに通じるものを感じた。女官たちがふわっと裾を赤く光らせて飛んでいくのもきれいだった。大臣たちの抜け殻が並んでいるとこも壮観。東洋ならではの怖さがあればもっと良かったんだけど、モンスターはほとんどゾンビだったのが残念。