17.《ネタバレ》 妻投稿■東京大空襲の下の人を描いた作品は多々あれど、上の人を描いた作品は多くなく、舞台がドイツとはいえこの映画はそうした上の人を描いた数少ない作品だ。「下の人を描いていない!!」と怒られる事の多い映画だけど、この映画は「下の人」を描く映画ではないし、そもそも登場人物だっていつ迎撃されるか、高射砲という爆弾でまっさかさまにたたき落とされるかという恐怖のなかで「下の人」の事を考えている余裕はない。「目標は軍事施設だ」という主人公たちの「納得」は極限状態での「自分に対する落とし所」にも見え、極めて人間的でリアルだと思った。■確かにアメリカにとってみれば「戦意高揚」「愛国映画」なのかもしれないが、日本人にとって無価値な映画だろうか。戦死した兵士に勝手に高揚して涙を流す上官や、その「物語」を利用しようとする軍部。こういった連中によって、実は空爆する方も命がけの無差別爆撃が行われたのだ。■私は憲法9条に必ずしも賛成はしないけど、でもいつか日本人だってこういう戦争をするかもしれない。そうならない為の教材が「空爆で焼け死んだ無垢の人々」というテーマだけでなければいけない理由はない。むしろ大空襲の場合は「下の人」と「上の人」両方を日本人は見るべきだと思う。この映画は入門編だ。 【はち-ご=】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-07-20 00:49:18) |
16.戦争肯定とまでは言わないまでも正当性や賛美はチラホラ露出していると思います。 ただ当時の少年兵達がイケイケの勇気だけで自らをアップさせていた姿と、それを薙ぎ倒してしまうほどの実戦体験や戦友の死が重くのしかかっていく過程の描写は見事。 伝説の爆撃機となったメンフィス・ベルと、それを操って生還するまでに、少年兵たちが成長する様子が感動的に描かれたと思います。 【白狼】さん 8点(2004-06-09 04:26:24) |
15.本物のB17、P51、メッサーシュミットなどを使っているのがなんといってもいい(特撮はいまいちしょぼいけど)。爆撃行ではいろんなエピソードを詰め込みすぎている感もあるが。。。まあ映画なので。 【Shott】さん 8点(2004-04-06 19:23:01) |
14.この映画、厳しい環境ながらも、病院に爆弾を落とさないとか、 紳士的な一面を強調してます。では、なぜ、東京大空襲とか、広島、長崎への原爆投下など、日本に計画的な一般市民の大量殺戮計画を行ったのかって考えちゃいます。欧米の人にとっては、いい映画です。 【オドリー南の島】さん 8点(2004-03-26 11:35:16) |
13.空中戦が長きに渡って見れただけでも価値を感じました。 【亜空間】さん 8点(2004-01-31 21:18:39) |
12.当時観たときは結構良い映画だ~って思ってました。エリックストルツが出撃前に言っていた詩が忘れられません。それにしても、下に落としてドイツ軍に拾われても、助けてくんないかも・・。 【カズレー】さん 8点(2003-11-11 14:56:07) |
11.特別迫力があったわけじゃないけど、全然そんなことに期待してなかったからか凄く面白かった。「落下傘で下ろしてドイツ軍に助けてもらおう」凄いこと考えるなあー。 【ゆうろう】さん 8点(2003-09-06 00:51:54) |
10.ずいぶん昔に見たんだけど、結構好きです。どうも、日本人は「戦争=悲惨=反対」との意見が強いと思うけど、アメリカは善悪に関わらず戦争を肯定しているのだから、こんな映画もあり。das U-bootのラストより、娯楽としてみるならこちらだもの。でも、個人的にはルフトバッフェに、もう少し頑張ってほしかったな~。 【ドカティ】さん 8点(2003-06-17 11:34:07) |
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9.戦争映画として見ると期待を裏切る結果になるけど、私は、爆撃機という逃げ場のない密室に閉じ込められている若者それぞれの思いが描かれていて、とても気に入りました。もっとも、日本の特攻機搭乗員などの本を読んだりすると、見てられないところもありますけど。 【zero】さん 8点(2003-05-28 22:32:49) |
8.祖母を米軍の空襲で無くしている身でありながら感情移入して観た。左右前後、上下左右で起こる爆音、揺れる機体、銃座の窓ガラスで肉片になる者、まっ二つに割れる機体の中の新兵・・・そこには爆弾を落とす側であろうとも命懸けの空間がある事が描かれていた。猛スピードで飛んでいる機体が逆光を浴びて輝くシーンは美しかった。陰惨な殺戮の場だというのに・・・案外、「こんなにいい天気なのに今日死ぬんだ」って思ったヤツもいたに違いない。「プラトーン」「ハンバーガー・ヒル」「フルメタル・ジャケット」でも感じなかったリアルを感じた。 |
7.内容は簡単だけど、素直に面白かったです。まだこのころの映画って絶対死なないよね。 【ハリウッド】さん 8点(2003-02-28 22:06:57) |
6.テレビ放映の録画だが何回も何回も見た。音楽がとってもよくサントラ買ってしまった。まださわやかなころのエリックストルツも、「今度死んだら殺す!!!」としびれるセリフをはいたビリーゼインも、マイキーの面影残るショーンアスティンも、ダニーボーイを歌うハリーコニックJrも、やっぱり高貴な印象のマシューモディーンも、この映画でしか見てないほかのクルーもみんなみんなな素晴らしかった!!! 【よっふぃ~】さん 8点(2003-02-24 13:00:02) |
5.戦時下で必死で生き抜こうとする若者達を、嫌味なく爽やかに描いた作品だと思います。 【リリー】さん 8点(2002-11-03 14:51:19) |
4.本物のB-17を使えるアメリカが羨ましい。出撃シーンや、大編隊での飛行シーンではゾクゾクする。話もとてもしっかり作ってある。ラストシーンで感じたのは、着陸後にみんなでシャンペンシャワーができるのがハリウッドで、上陸後に敵機が飛んできて皆殺しにあうのがドイツ映画、ってことかね。 【C-14219】さん 8点(2002-07-10 22:08:58) (良:1票) |
3.観客に不快感なく戦争を見せているところが好き。珍しく登場人物に共感できる戦争映画。グロテスクなシーンがなくても戦争の悲惨さは充分表現できるのです!アクションシーンでは久々に本当にドキドキしました。ホント、アメイジングレースは大正解でしたね。ハリー・コニックJrの歌声も聴けて良かったなあ。 【なな】さん 8点(2002-04-10 22:13:24) |
2.やっぱりビリーゼインは良い表情するよね。最初の方のシーンで「I am ヴァル」(スペルが解らない)て言う所、最高!!! 【Billy・】さん 8点(2001-06-12 17:42:35) |
1.良い映画だなとは思います。ただ個人的には公開当時、やけにフジサンケイグループが宣伝していたな、って方が印象に残ってしまっているのも事実。激しい空中戦がある訳でもなく、何かインパクトが足らなかった気もして。それとエリック・ストルツって出てましたっけ? 製作者側曰く、“この作品にはヒーローは要らない”んだそうで、恥ずかしながらどんな俳優が出ていたか思い出せません。各人の個性を犠牲にして撮影に望んだそうで、その所為か作品としての印象が薄いんですが。勿論、「アルマゲドン」のような作品にすれば良いと言う訳ではありませんので。 【イマジン】さん 8点(2001-03-16 17:08:04) |