人生劇場 飛車角と吉良常のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 シ行
 > 人生劇場 飛車角と吉良常の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

人生劇場 飛車角と吉良常

[ジンセイゲキジョウヒシャカクトキラツネ]
1968年上映時間:109分
平均点:6.83 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(1968-10-25)
アクションドラマリメイクヤクザ・マフィアロマンス小説の映画化
新規登録(2006-04-24)【青観】さん
タイトル情報更新(2019-07-10)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督内田吐夢
演出日尾孝司(殺陣)
キャスト鶴田浩二(男優)飛車角
辰巳柳太郎(男優)吉良常
若山富三郎(男優)小金
高倉健(男優)宮川
藤純子(女優)おとよ
左幸子(女優)お袖
松方弘樹(男優)青成瓢吉
大木実(男優)寺兼
島田正吾(男優)青成瓢太郎
遠藤辰雄(男優)大横田
山本麟一(男優)デカ虎
名和宏(男優)奈良平
山城新伍(男優)熊吉
八名信夫(男優)白鉄
信欣三(男優)黒馬先生
天津敏(男優)丈徳
亀石征一郎(男優)高見
関山耕司(男優)警官
中村竹弥(男優)
小林稔侍(男優)
久地明(男優)
村井国夫(男優)
原作尾崎士郎「人生劇場 残侠篇」
脚本棚田吾郎
音楽佐藤勝
作曲古賀政男「人生劇場」(ノンクレジット)
撮影仲沢半次郎
製作大川博
企画俊藤浩滋
吉田達
配給東映
美術藤田博〔美術〕
録音小松忠之
照明梅谷茂
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(8点検索)】[全部]

別のページへ(8点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
2.《ネタバレ》 内田吐夢監督が唯一手掛けた任侠映画で、東映任侠映画としては初めてキネマ旬報ベストテンにランクインした作品。内容は「人生劇場 飛車角」をリメイクした感じになっていて、飛車角を鶴田浩二、宮川を高倉健が再び演じている。「人生劇場 飛車角」を二週間ほど前に見たばかりだったので、ちょっと不安な面がなかったといえばウソになるのだが、内田監督の演出はさすがに格調高く、重厚さや美しさといったものもあり、鶴田浩二、高倉健をはじめとしたオールスターものなのだが、登場人物それぞれの義理と人情の人間ドラマもしっかりと描かれ、今まで見た任侠映画の中でもとくに見ごたえのあるものになっていて、そういう不安は一気に消し飛んだ。鶴田浩二の飛車角のなんという男らしさは言うまでもなくカッコいいし、高倉健の宮川は「人生劇場 飛車角」と比べるといかにも高倉健らしいストイックな感じで、やはり高倉健のイメージにはこちらの宮川のほうが合っている。そして、なんといっても辰巳柳太郎の吉良常。月形龍之助の吉良常も良かったのだが、この辰巳柳太郎の吉良常は非常に味わい深く、とくに病に倒れてからの亡くなるまでのシーンでの演技は見ていて思わず涙が出るほど感動してしまった。その後の飛車角が殺された宮川の仇討に向かうシーンで止めに入るおとよ(藤純子)とのやりとりも印象的だ。それにクライマックスの殴り込みのシーンで画面がカラーから白黒に切り替わるのは同じ内田監督の「宮本武蔵 一乗寺の決斗」を思い出すが、やはり本作でも効果的に使われ、凄まじい殺陣シーンの中に美しさを感じることができる。そしていちばん最後のシーン、やってきた泣き崩れるおとよに宮川を託したあと、去っていく飛車角の後ろ姿。背中が飛車角の悲しみを代弁しているようで、なんともやるせなさの残るこのラストシーンが強烈な印象を残していて、この殴り込みシーンからラストシーンまでの演出が本作をさらに格調高い傑作へと押し上げている。これが内田監督にとって最後の東映映画で、かつ遺作の前という映画なのだが、それを全く感じさせずにこんな傑作に仕上げてしまうのは素晴らしいと思うし、それに応えた出演している俳優陣ももちろん素晴らしい。任侠映画に興味はあるけどなかなか手が出せないという人には真っ先に本作と山下耕作監督の「博奕打ち 総長賭博」の二本を薦めたいと思う。そういえばこの二本とも同じ年の鶴田浩二主演作だ。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2019-07-14 12:10:13)
1.三島由紀夫も著書で述べているが役者鶴田浩二の最高傑作は多分「博打打ち・総長賭博」かこれ。彼は邦画史上最高の「全身耐え忍ぶ役者・男」であった。そして情念・愛情・義理・人情等人間の胸に秘めた「思い」を描き出すのに長けた名監督・内田吐夢との作品なんだからそのエネルギーが観客に響かないわけがない。出演者の豪華さもある意味「お決まりの」東映仁侠映画には珍しい。そして殺陣の凄まじさ。任侠映画初心者には私もこの映画か「緋牡丹博徒・花札勝負/お竜参上」を進めています。
Nbu2さん [映画館(邦画)] 8点(2008-01-05 08:27:31)(良:1票)
別のページへ(8点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.83点
000.00%
100.00%
200.00%
3116.67%
400.00%
500.00%
6116.67%
7116.67%
8233.33%
9116.67%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS