5.《ネタバレ》 ひさしぶりのスマッシュヒット。笑いあり、感動ありで、ラブコメとしての完成度は極めて高い。
ドリュー・バリモアを可愛いと思ったことはあまりなかったのですが、この作品のドリューは凄くイイ。
明るくて、優しくて、ユーモアがあって、仕事が出来るパーフェクトな女性です。大変魅力的。
対するジミー・ファロン。こちらも良い。凄く共感できる愛すべきキャラクターに仕上がっています。
23年間欠かさず見てきた『レッドソックスVSヤンキース戦』。唯一見逃すことになる一戦が、まさかの世紀の一戦になろうとは。
もちろんリンジー(ドリュー・バリモア)が悪いわけではないし、ベン(ジミー・ファロン)が悪いわけでもない。
ただその見逃したことに対する後悔の気持ちを、言わずにはいられないって心境、よくわかります。
結果、リンジーを傷つけることになり、ベンのもとから去っていくリンジー。
更に後悔することになるベン。
こーゆー悪循環って、『あるある』ですよねー。
この作品は、『レッドソックス愛』と『リンジー愛』をシーソーに乗っけて表現しています。ここが、ラブコメとして大変優れています。
ベンの、『レッドソックス愛』をこれでもかっていうくらい強調しているので、レッドソックスよりリンジーを少しだけ優先するベンの姿に共感と感動を覚えるのではないでしょうか。
良い作品は脇役の面々も良い。
基本的に悪い人は出てこないハートフルな作品。まあ、刺激は少ないかもしれませんが、とにかくテンポが良くストーリー展開が面白いので飽きさせません。
クライマックスの盛り上がりも見事。
自分は野球ファンではないのに、面白かった、これがこの作品のすべてでしょう。