1.《ネタバレ》 不正に汚れたボトルネックという架空の町のラストチャンス酒場で、銃ではなく法と秩序で立ち向かう保安官代理(ジェームズ・スチュワート)の活躍を中心とした最高に楽しいウエスタン。町長や賭博屋のボスや酔っ払いの新保安官など脇を固めるキャスティングも見事だし、ジェームズ・スチュワートも華のある名優としての実力を充分に発揮してくれています。そして何よりもディートリッヒが素晴らしい。"リトル・ジョー"や"ボーイズ・イン・ザ・バックルーム"の際立ったパフォーマンスは必見だし、ラストの死に様も見事。また酒場での大喧嘩は常にクールなイメージのディートリッヒが見せた、いい意味で期待を裏切る最高にチャーミングな名場面でまさにサービス満点。ホント贅沢な娯楽映画の傑作です。