48.《ネタバレ》 緊急事態宣言下で、GW中は家の外に出ずに自粛 せよとのお上の御命令で、しょうがなくTV番組表を見たらやって いたのでさして期待もせず暇つぶし程度に観たのですけど、これ は、なんというか・・・めちゃくちゃ面白かったですね。 始まってから何だか人間関係も状況も良く分からず、謎が深まって いくのに引きずられて最後まで観てしまいました。中学時代の初恋 なんかも絡めてなんとも切ないエンディングでした。 巧みに観る側に真相を悟らせず誤解する方向に誘導するようにセリフ をうまく選んでいたというか、そこに最大の努力と細心の注意を払った という作品のようです。 義理の父だと思ったらデカ長だった、団地の住人のおっさんだと思った ら警備の刑事さんだった、探偵さんは騙していると思ったら自分が騙さ れていた、そして最後のエレベーターのシーンの種明かしといい、細部 にまでこだわったなかなかの脚本力です。 だから通常の作品のような突っ込みどころが突っ込みどころとして成立 しなくなってしまうという異色の作品に仕上がっています。 俳優さんたちもそれぞれに個性的で、うまい配役でした。中でも大泉さん の演技がなんとも言えない味を出していました。 【キムリン】さん [地上波(邦画)] 8点(2024-12-21 16:38:04) |
47.《ネタバレ》 どんでん返しの連続の映画。初見は、心地よく騙された。と共に、監督は大変だなあとも思えた。このレベルを続けるのは難しい。でも、期待したい。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 8点(2019-01-30 22:00:34) |
46.《ネタバレ》 鍵泥棒が超楽しかったので、引き続きの鑑賞。前半、というか尺の六割相当の一時間過ぎまで「あーー、これは外れだったのかぁ」と後悔しまくり。 つつも、ここでの評点を信じて見続けました。 結果8点でした。皆様、ありがとうございました。鍵泥棒には及びませんでしたが、十分に楽しい作品でした。 惜しむらくは、謎解きをもう少し時間かけて丁寧にして欲しかった。見終わって、一緒に見た相棒と「あれこれ」と感想を言い合って。「あーーそうだったのかぁ」と気づかされること多数。 そして「近日にもう一回見よう」と結論。 上映時に見ていたら、二度映画チケットを購入したでしょう。 大泉さんの起用がズバリ当たり。 巻き込まれて迷惑と思いつつも、人がよくて何となくやってしまう感のイメージぴったりの役者さん。 だから私も相棒も騙されたのでしょうが・・・ うどん屋で一斉に離席して、「オメェなんか興味ないんだよ」のシーンは、スカッとした。 上記から一週間。 で、再鑑賞しました。こんなに短期間で再鑑賞したのは、約三千本みた中で 生まれて初めて。 なるほど・・そういう伏線もあったのか! と驚かされること多数。 スゲー作品です。 惜しむらくは、・・横浜のホテルで明るいうちに乗り込んだのに、 世田谷?の到着が夜になって、レッカー移動が夜中2時になったのが・・・??? ホットケーキ以外に時間を過ごしていたのなら、最後のあたりに もう少し、それらしい演出が欲しかった。 |
45.大泉洋と佐々木蔵之介の2人が上手い。怪しい探偵に訳も聞かされずいいように使われる先生。友達が事件に巻き込まれたので仕方がないのかと思って観てたが、実は全然違いました。ラスト10分で次々と明らかになっていく人間関係で、それまでのよくわからない線が繋がります。なかなか良くできてましたね。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-07-22 18:38:35) |
44.《ネタバレ》 木村と神野と北沢。三人を分析してみた。 木村は、一流企業のサラリーマン。高級クラブで中学の時に好きだった美紀と再会。助けを求められ、すごく頑張ったが、またしても想い叶わず。そして無職に。 神野は教師。卒業した中学校で教師を続ける男。お人好しで、幼馴染みの美紀と結ばれる。ポルシェをローンで買ったばかり。警察官の妹と仲が良い。 北沢は探偵(元警察官?)。大人の玩具屋も経営し、三人の中で一番の大人。社会の裏側に精通し、ハイテク機器も使いこなす。やくざ組長の片岡に頭が上がらない。 北沢が一番の大人? 家庭をもたず逮捕される、それは大きな男の子であって、大人じゃないのかも。 また映画のラストで神野が、警察に連行されていく北沢に説教する。「おまえがつまんないのは、おまえのせいだ」。そりゃ違う。なぜなら、北沢は北沢なりに人生を楽しんできたはずだから。 結婚するタイプとしないタイプ。男には色々あっていい。 さて…NHK日曜の『のど自慢』が嫌いだ。神野は出たいタイプ。北沢は死んでも出ないタイプ。そんなこと色々と考慮していけばいくほど、神野が嫌いになる。 この映画の脚本レベルは高い。だから2度目も楽しいんだけど、ややこしい。 内田監督は頑張る人。頭がいい人。サンフランシスコ州立大学芸術学部「映画科」で学んだ人。映画で成功した人。「木村・神野・北沢」三人の中で一番近いのは「神野」だと思う。 ラストのエレベーターで笑った(靴の伏線)。 DVDコメンタリーがすごく楽しいが、監督は性格が悪い人だと思った。 前作の『運命』の方が好きだ。 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-07-08 23:19:29) |
43. 気分爽快、快眠保証のスカッと騙されムービー。サスペンス要素たっぷり。みんなで楽しんでほしい映画ランキングかなり上位じゃないのかな。あとラストが衝撃的な邦画ランキングでも上位に入ってくるのでは。 境雅人と佐々木蔵乃介、そして大泉洋のトリプル主演のような映画に謎の女性たちがからみます。 まー、騙されます。私1度目の鑑賞はテレビだったんですがこんな映画とは思わずに完全にしてやられました。つい前日2度目の鑑賞。今度は伏線探ししました(笑)。でも面白い。神野先生、どこからが騙しなんだよー!お前が探偵だ(笑) 。そういえば大泉、教員免許持ってたな。 内田けんじ監督グッド。 この映画観てから鍵泥棒のメソッドを観るのもよし。逆もまたよし! 我が北海道代表の大泉がこんなに尺をもらった映画を観たのが初めてで感動。なんだか二枚目要素も多くて^^。あのサイコロの旅を夢中になって観ていた頃の大泉の印象と違いすぎて、それも良くて…^^。音尾も出てる! エンディングの後も観てね! コメンタリーもおもしろすぎる! 【JF】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2015-06-01 11:28:59) |
42.他の方のレビューを全部読みましたが、騙された騙されたの連発で、一人くらい最初から全部読めたって人が居てもいいんじゃないの?って思いました。なんて偉そうな事言ってお前はどうなんだ?と言われそうですが。私は全く騙されてなんていな……嘘です、思いっきり騙されました。 これはずるいですよ。巧妙に引っかけようと脚本を練りに練っているわけですから。さらに映像でも騙そうと巧妙な仕掛けを施しているとなれば手の打ちようがありません。 これから見ようと思う方はどうぞ無駄な悪あがきはやめて逆に思う存分騙されましょう。 するとどうでしょう。次第に騙される事自体が快感に変わるはず。そして気が付けば、当然のように2回目を鑑賞している事でしょう。ほらあなたもレッツ騙され!(何のこっちゃ) 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-09-22 18:03:33) (良:2票) |
41.《ネタバレ》 鮮やかに決まる仕掛けの数々に座布団をあげたくなっちゃう。目の前でパーツがかちかちとスライドパズルのように移動して、状況が組み合わさって見えてきたその絵に驚嘆。大泉、堺、佐々木、誰一人観客を引っ掛けようと演技しているわけじゃない。観てるこっちが勝手に誤解するようにリードされてるんだけど、でも痛快。 まさか大泉が全部持って行っちゃうとは思わないでしょうが。 世間ズレした佐々木探偵が完敗するとも思わなかった。 教室で大泉がすれっからしの探偵に言い放つセリフが実に真理で男らしい。正論をこのトボけたキャラクターが言うから直球になるんだな。 とにかく編み方の綺麗な脚本です。何度も観ました。 【tottoko】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-02-09 23:46:27) (良:2票) |
40.初めから観客をだまそうとしている映画だし、私の方も見事だまされた口だが、それでもやっぱりおもしろい。「運命じゃない人」もおもしろかったし、内田けんじ監督の映画(脚本)作りはすばらしい。最初は頼まれたからといってほいほいついて行く教師がどこにいるのかと思ったのだけど、ちゃんと訳があったのだ。何度も繰り返して見るDVD向きの映画。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-11-04 08:50:58) |
39.《ネタバレ》 おもしろかった。この監督の映画はネタバレした後にもう一度見直したくなるので、映画館よりもDVD向きかも。大泉の中学生時代役で天パの少年に出てきて欲しかったのと、探偵を裏切ったチンピラに少し罰を与えて欲しかった。 【ピチクン】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-09-03 17:00:20) |
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38.《ネタバレ》 うどんやさんのシーンですが、ちょっとネタばらしが早すぎる気がしました。片岡組長が入ってきてから警察が初めていたことがわかるという方が、見ているほうにはもうちょっとどきどきできたかなと思う。 【pokobun】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-08-16 20:56:57) (良:1票) |
37.《ネタバレ》 内田けんじ監督は『運命じゃない人』もそうだったが、緻密に構成されたストーリーで予想の裏をかく。 登場人物の正体がなかなか明かさずにサスペンスで引っ張られる。 おおよその人間関係が把握できたかと思えば、そこでどんでん返し。 まんまと術中にはまってハッとさせられた。 予想の裏切りばかりを狙って失敗している某監督とは違い、ちゃんとベタで押さえる場面は押さえてラストでカタルシスもある。 大泉洋と常盤貴子が中学時代の淡い恋を成就させ、ハッピーエンドで後味もいい。 まだ作品数は少ないが、今後もとても楽しみな監督だ。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-06-03 01:26:12) |
36.鍵泥棒のメソッドを観たので、この映画も観たくなって2度目の観賞をしましたが、この映画は2度観ても面白いというか、2度目の方が面白いですね。しかし、案外細かいところまで作ってありますね。 【min】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-05-29 21:34:40) |
35.面白かった!大泉さん目当てで観たのですがまんまとヤラれました。かなり前に続けて2回観ただけなのですが、ラストの愚痴る北沢へのセリフはいまだに胸に残っています。私も北沢タイプだからなぁ。クサクサしてくるとあのセリフを思い出す。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-11-09 00:06:02) |
34.《ネタバレ》 面白いです。2回観たらもっと面白いだろうと思います。個人的にはラブレターの行き先の思い込みだけでひっくり返すストーリーで良かったように思うんですが、内田監督はそんなもんじゃ物足らないんですよね。あっちこっちに仕掛けがあって最初見ていた場面がこちらの理解を全て裏切っていくんですね。お勧めです。 【東京ロッキー】さん [レーザーディスク(邦画)] 8点(2012-09-20 12:47:25) |
33.《ネタバレ》 非常に面白かったです。「運命じゃない人」という免疫がありながら、見事に騙されました。ちょっとなめてたにしても、最初のシーンの全力具合が半端なかった。結果として大泉洋をあの役にキャスティングした事も仕掛けの一つだったのかなあ。とにかく内田監督が複数回鑑賞してもらう事を前提に創っている事は明らかで、もし自分が劇場で鑑賞していたらまず間違いなく1回の鑑賞では気が済まなかっただろう事を思うと、配給会社はこういう味の変わるガムみたいな内田映画こそ積極的に販促・宣伝していくべきなんじゃなかろうかと、思う次第であります。本当にこういう映画だったら望むところで金を落しに行くと思う。 【コロチン】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-06-08 15:28:57) |
32.《ネタバレ》 何の予備知識も無く観たので感動!よくできたシナリオとテンポ。徐々に事実があきらかになっていくに合わせて、ほど良いリズムで映画が進む。後10分あの前半部分が続けば観るのが疲れてた。「運命じゃない人」も観てみたい。 【ラグ】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-10-01 19:03:21) |
31.《ネタバレ》 好きです、こういうの。気持ちよく騙されるこの爽快感がいいですね。最初は素直に騙されて見て、今度は全てわかった上で見て、そして次はコメンタリー有りで見るっていう3段階の楽しみ方ができる。最初に見た時と次とでは、表情やセリフに込められた意味が全然違ってくるのが楽しいし、コメンタリーは大泉洋と監督のやりとりが面白い。ひょんなことから雪だるま式に大事になっていく展開には笑っちゃいました。 【あっち】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-08-22 15:16:20) |
30.《ネタバレ》 意外な展開の三段ロケット! 徹底的に騙されました。 どんでん返しだけでなく、中年の青春カムバックという雰囲気がとても心地よかったです。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-23 20:58:05) |
29.《ネタバレ》 途中まで、出てくる人物それぞれにそれぞれのもくろみがあって、5つどもえみたいな、複雑な設定で、いったいどんなことになっちゃうんだろうと思わせながら、ラストでいっきにそれを単純な設定におとしこむという手腕は見事でした。キャストでみたんだけど、それぞれの役者が説得力のあるいい芝居をしてました。ただ、この「状況」のなかに外からまきこまれた格好になった○○が、最後にぐちを言うと、隠れ主人公に罵倒されておしまいというのが、ちょっとかわいそうな感じがしましたね。ここをもう一つ工夫すると、ずいぶん後味が変わってきたのではないかと。でも楽しかったです。 【小原一馬】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-01-21 10:04:11) (良:1票) |