イタリア麦の帽子のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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イタリア麦の帽子

[イタリアムギノボウシ]
An Italian Straw Hat
(Un chapeau de paille d'Italie)
1927年上映時間:70分
平均点:6.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
コメディサイレントモノクロ映画
新規登録(2008-01-16)【にじばぶ】さん
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監督ルネ・クレール
助監督ジョルジュ・ラコンブ
キャストアルベール・プレジャン(男優)
ポール・オリヴィエ(男優)
オルガ・チェホーワ(女優)
ヴァランティーヌ・テシエ(女優)
脚本ルネ・クレール
音楽ジョルジュ・ドルリュー
ジャック・イベール
美術ラザール・メールソン
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2.人のちょっとした傷を描くのがいい。靴が合わない、手袋の片一方がない。妻にしょっちゅうネクタイの緩みを注意される、なんてのが傑作で、もうビクビクしちゃって条件反射的に首元に手がいくようになっちゃうの。悪夢の世界ということではキートンと同じだけど、質が違う。キートンの悪夢は荒々しく襲いかかってくるが、こちらは直接暴力の被害は受けない。あちらは第三者の目から見れば、ああ大変なことになってるなあ、と同情される状態なのに対し、こちらは孤独。絶望的なのだが場を取り繕おうと懸命なわけ。キートンが「恐怖の悪夢」であるのに対して、クレールは「不安の悪夢」と言えるかもしれない。当人に何の落ち度もないのだから不条理の悪夢には違いないんだけど、「関係」の形で出てくるので、キートンの悪夢が比較的サッパリしているようには行かない。粘つく。これがクレールコメディの特徴だろう。フランス映画の粋はしっかりあり、最後はピタリと収まる。絶品である。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-25 10:16:38)
1.《ネタバレ》 非常に珍しく入手するのが困難な「イタリア麦の帽子」を巡るアイディアが凄く面白い。
このストーリーは、手に入れるのが難しいものなら何でも、そのアイディア一発で映画が作れてしまいそうなだけに、このアイディアをパクった作品が後世に作られてもおかしくなさそうですが、リメイクも含めて意外と存在しないそうですので、これは今からでも遅くはない、是非ともリメイク作品を作って欲しいところです。
麦の帽子以外でも、手袋やブーツを生かしたコメディアスなサブプロットも上手い具合に効いていたり、他にも傘・ネクタイ・補聴器・置時計など使われた小物は沢山あって、いろいろな場面で楽しさが感じられる作品だと思います。
我々日本人にはわかりにくいですけど、帽子というのは当時のフランス人にとって非常に大事なアイテムなんだなというのが良く分かる映画です。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2011-07-31 01:40:13)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.33点
000.00%
100.00%
200.00%
3133.33%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
8266.67%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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