1.《ネタバレ》 最初の避難民が橋の中央で、両方から来た群衆が混ざり合い
「こっから先はソ連がいる!逃げてきたんだ!」「俺たちはナチから逃げてきたんだ!」と混乱するシーンに改めて「ポーランドの悲劇」を実感させられた。
両方から挟み撃ちにされ動物のように追い立てられる。この恐ろしさ。
最期の20分は呆然と見る感じでしたが、歴史的にも意義のある映画です。
ポーランド大統領の追悼集会への出席を強行し専用機が墜落。
ポーランド大統領夫妻を含めたポーランド政府の主要閣僚が亡くなられました。
この映画を観ると、大統領が悪天候でも出席を強行しようとした背景も理解できます。
しかし、60年以上経っても、ポーランドという国に「カティンの森」が亡霊のように悲劇をもたらしている。
さらに大統領を含めた被害者の国葬はアイスランド噴火の影響で、国賓がほとんど列席できない寂しいものだったという・・。
この国の歴史、運命・・。