1.《ネタバレ》 彼こと、キム役のチョン・ジェヨンの独りよがりの芝居が微笑ましい。畑で缶詰め頭の相棒と語り合うところなんか切なく愛しく微笑ましい。そして、ひとによって見方はいろいろあろうが、自分には彼が福山さんのそっくりさんに見えてしょうがなかったのだから、しょうがない。(福山さんっつっても福山通運さんのことではないよ。雅治さんのほうですよ。) そんなわけで、余計におかしさ倍増だったさ。次第に顔が薄ら汚れてゆく福山さん。よれよれのシャツ着てうろつく福山さん。ジャージャー麺にこだわった福山さん。野鳥のフンに興奮する福山さん。フリチンになって夜空に雄叫ぶ福山さん。結構笑えた‥というかニヤつけた。一方、引きこもり女の役だったチョン・リョウォン。至って普通な容姿で特に綺麗な役者さんというわけではないですが、だからこそ引きこもり役がハマっていたのでしょうか。全体的に鬱な感じや、指の震え、目の虚ろさ、その弱弱しい歩き等等、リアルな小芝居に上手いですねと思ってしまった。そしてストーリー的にはかなり好みの出来でした。 だがしかし‥ ダメ出ししたい事も一つある。終盤、彼の逃走劇 →結果、捕獲されてしまうシーンなんですが、、あんな天体望遠鏡ひとつで一部始終を見れた、追えた、知れた、確認出来たというのはちょっと無理があるんじゃないか。不リアルじゃ? ついでに、ダメ出し その2なんですが‥ 彼女の引きこもり生活については何とも言えんし口出しできんが、ゴミ袋の放置というのは非常に困る。今までいくつかの作品でゴミ山の中で暮らす女性というのを見てきたが、(例えば、東京ゴミ女とか人間椅子とかテレビばかり見てると馬鹿になる‥だとか。)ホント信じられない。例え、好きになった女性であったとしても そんな部屋と生活ぶりを見せられればきっと嫌いになってしまいますよ ホントやばいでしょう。だめだってば。あれやめよう。そのへん減点材料ね! 総じて、いくつか減点しちゃいましたが、ダメ出しにて終わると後味悪いんで最後に適当な褒め言葉を見繕って付け加えさせていただき終わりたいんですが、 結構面白かったですね。十分楽しめましたね。も一度見てみたいですね。頑張ってネ 福山さんってとこですか。