12.「ゴーン・ベイビー・ゴー」から監督としては二作目らしいですが見応えあります。前作にも劣らずベン・アフレックの才能には驚かせ続けです。これからも期待大です!! 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-06-08 15:26:13) |
11.《ネタバレ》 街の雰囲気が『ディパーテッド』に似ていると思ったら、そりゃそうですよね同じボストンでした。銀行強盗と現金輸送車襲撃の発生率が全米一だなんて、NYやロスよりも物騒なところなんでしょうか、ちょっと意外でした。 B・アフレックの『アルゴ』の一本前の監督作ですが、もう『アルゴ』の成功が約束された様なお見事な演出です。ラストの展開には賛否があるでしょうが、わたしはこういうのは好きです。氷が張られて子供たちがプレーしているスケートリンクを見せるラスト・シーンも、『トラフィック』と似ていますがなんか心がホンワカして良い後味が残りました。『ヒート』を強く意識していることは判りますけど、緩急をつけたストーリー・テリングは『ヒート』を超えているんじゃないでしょうか。もっとも花屋のボスを仕留めるところはさすがにご都合主義が目立つのは事実で、その直前のJ・レナーが射殺されるシーンが実に良かっただけに残念でした。 それにしても、レッドソックスのホーム・ゲームでの売り上げが一試合で350万ドルもあるなんて、凄くないですか? 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-05-26 01:45:44) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 ○特に目新しい設定などないのにあっという間の2時間。脚本や演出など含めベン・アフレック作品は今のところ外れなし。○にしてもベン・アフレック、ジェレミ・レナー共に若いね。○最後にお金を残すのはなんか違うなと感じた。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-30 18:32:31) |
9.《ネタバレ》 9ヶ月前に映画館観賞以来。漢の友情と禁断の愛を描いた骨太クライムアクション。渇いた銃声がこだまする市街地戦。切っても切れない宿命と腐れ縁のため漢は突き進む。その結末は名作「ヒート」とは異なるものとなりました。今年一番の映画館観賞となるか…。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-11 00:40:59) |
8.《ネタバレ》 どうみてもベン・アフレックという人はいわゆる「残念な人」系列にしか見えないのだけど、いや~こんな凄い映画を作ってしまうとは、人は見かけによらぬもの。ここにあるのは、単純な善vs悪の構図でもないし、単純な恋愛劇でもない。描かれているのは街の光景、街を舞台に展開されるアクション、この街を支配する秩序。だからこその、ラストにおける「街を去る」ということの重み。シャレてる、と思う。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-12-31 09:13:33) |
7.ベンアフレックの監督の才能に乾杯。 銀行強盗は「ヒート」が傑作と思っていましたけど、個人的には匹敵するか超えるくらいの出来だと思います。 【doncdonk】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-28 23:22:05) |
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6.《ネタバレ》 この映画を見て感じたことをつれづれなるままに書こうと思う。まずは、世相を反映していると感じた。銀行強盗は大犯罪である。しかし、花屋の親分の方がずいぶん悪人であり、FBIには本当の正義は感じない。ある人が、封建社会や格差社会において一番てっとり早いやり方が強盗であり、盗みであると言っていたが、なるほどと思った。今の世の中は、資本主義であり民主主義である。しかし、どうも格差社会であり、親の職業を継ぐ若者が多い。そういえば、政治家も2世、3世議員が多い。あれ、これっていつかあった時代の事のように思えるのは私だけだろうか? そう、私は、社会主義は崩壊したが、実は資本主義も崩壊してきていると思っている。米国の大統領は、貧乏人のお金も入っている税金で金持ちの資産を運営している会社を助け、その会社の役員の報酬が億という単位をもらっている。また、懲りずに金融商品を作っている。今の穀物品上昇もそれらのあおりをくっている。刑務所を出てきた友人が、銀行強盗しかやることがないことを言っていた。今の世の中はそういう世の中なのだと思いながら見ていた。 【matan】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-19 22:08:19) |
5.《ネタバレ》 鑑賞した本日は見事な「晴れ」。劇中の台詞にドキッとした。骨太な犯罪映画に「晴れ」という台詞を印象づけた作品も珍しい。クライムアクションは「闇」や「夜」というダークな雰囲気が多いが、この映画はむしろ「光」の印象が強い。強盗シーンや銃撃戦はすべて白昼、オープンカフェのサスペンスもあの「明るさ」で特に印象に残る。そして「花」。クレアがガーデンを、一方でボスのファーギーが花屋をやっているという対比が面白い。追求しすぎると「泥臭くなる」男のドラマの中で、ベン・アフレックは街が持つささやかな「美しさ」を出したかったのかなと思った。 【テンパーる】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-14 00:11:06) (良:3票) |
4.《ネタバレ》 小さなきっかけから生まれた恋愛感情・「ここではないどこか」への渇望の立ち上がりが、すべてを壊す。狭いゲットー内での主人公の位置と、共依存の仲間達の関係性が、生きることの困難さを教えてくれる。幼馴染やその妹の絶望感・行き詰まり感などドラマとして見所多し 【楊秀清】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-13 10:05:42) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 クライムドラマとして十分楽しめます。仲間との絆とぶつかり合い、FBIとの駆け引き、そしてラストの銃撃戦まで気が抜けません。ベン・アフレック監督の前作では、若手のケイシー・アフレックの周りをエド・ハリス、モーガン・フリーマンという存在感ある名優が固めることで、質の高い映画になっていました。今作ではアフレックが主役を演じ、他の主要登場人物は主役級の俳優ではありません。しかし、さらに脇役を演じるクリス・クーパーとピート・ポスルスウェイトが抜群の存在感を放っています。主人公の父親役のクーパーは登場は一度きりながら、父親の跡を追ってしまった主人公の投影として強い印象を残します。強盗から足を洗えない主人公の象徴である町の元締めポスルスウェイトと主人公との最後の対峙もよい。先日亡くなったポスルスウェイトが、さすがの死に様でドラマを締めています。配役の巧さが光る映画です。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-12 17:47:40) (良:2票) |
2.《ネタバレ》 銀行強盗が親から子へ受け継がれている街。日本人には到底理解できない街だな。主人公であるダグは優しく人間らしい男ではあるが、街と環境がそれを許さなかったのか強盗団のリーダーにおさまっている。その生まれ持った運命から逃げる事ができるのか?という物語ですが脚本も練ってあるし見せ方も上手く面白かったです。 表向きは花屋のジジイでありながら穏やかに脅してくる裏では凄味のある元締めを演じたピート・ポスルスウェイトは抜群に良かったし、狂気を忍ばせている幼馴染で共犯者のジェムを演じたジェレミー・レナーは若い頃の何を仕出かすか分からないショーン・ペンを思わせる好演だった。街に囚われた男、街を捨て行こうとする男、それを追う男のドラマは見応えがあり、銃撃戦は音も弾痕もリアルで終始緊張感にあふれた作品。彼女はオレンジのある場所に行ったのだろうか。 伏線の回収も出来ているし、台詞の妙を感じさせてくれる巧さもあった。ベン・アフレックは主演、脚本、監督を担当したそうですがセンスありますね。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-10 22:35:50) (良:2票) |
1.《ネタバレ》 冬休みが始まり、シネコンがハリーポッター一色になる前に駆け込み鑑賞。アメリカの一都市の世相(白人の下層社会スパイラル)が、巧みな人物描写とあいまって、胸をえぐられるように画面から迫ってきます。教育と福祉の充実が、貧困と犯罪からの脱出の大きなカギであり、FBIが倒した強盗達は(手法そのものは真っ当でなくても)そのカギを形作る作用を、それなりに果たしたように思えます。しかし流石アイリッシュ系のベン・アフレック、C・イーストウッド同様、作品中めいっぱいカトリックな要素を散りばめています。 |