1.正直言って今回の主役のメーターがかなりウザい。
メーターはすごく純粋で、悪いヤツではないんだけど、空気を読まずにトラブルを起こしまくる困ったキャラです。
この作品ではその描写が少々やりすぎで、彼の成長を期待するよりも先にイライラが勝ってしまうのではないでしょうか。
そんな気になる点があっても、アイディア満載のアクション描写が繰り広げられる本作は、それだけですごく楽しい。
映像のレベルはもうここに来て極まった印象。素晴らしいスピード感と迫力です。
伏線には気が利いていますし、終盤にはちょっと驚ける真相も隠されています。
悪いやつらの行動理由も、大人であればなかなか思うところのあるものでしょう。
今作は車のキャラが活躍する「スパイアクションムービー」となっており、メッセージ性やドラマ性よりアクション重視。それを期待すれば、きっと楽しめます。