47.《ネタバレ》 実話モノのエンターテイメントとしてはアメリカン・ハッスルよりこちらの方が完成度が高いかな(個人的にはあちらも好きだけど)。というかかなり優等生的で手堅すぎる。ただ、テーマと表現・演出方法は合致しているので文句を言う筋合いではない。うまいと思わせるのは偽映画の製作班たちとのエピソード。特にアカデミーにノミネートされたアラン・アーキンの描き方がこの映画に深みを与えている。単なる海千山千の映画人として描かず、家庭生活の悔恨などをベン・アフレックと語らせながら、ごり押しのプロデューサーっぶりもしっかりと見せる。終盤の空港からの脱出劇のハラハラさせ方は模範的ともいえる。CIA側からハリウッド側からと多元的に描写するところも心憎い。作戦終了後のアメリカでベン・アフレックに電話で「アルゴ、くそくらえ!」とアラン・アーキンが吠えるシーンがなんか好き。 【エリア加算】さん [地上波(字幕)] 8点(2020-08-25 19:41:56) |
46.《ネタバレ》 ハラハラドキドキ、特に映画のロケハンとかすごい設定だ。途中で計画が中止にされるなど本当にそんなことがあったのかと思う。どこまで事実なんだかわからんがとにかく楽しめた。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-06-25 16:18:49) |
45.《ネタバレ》 面白い映画だと思う。トランプ頑張れ イランはいらん。そんな気にさせる。中東の混迷が(アメリカ)ですが ここから始まる。 【ガリペロ】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-11-09 21:45:32) |
44.切迫した状況が常に、それもメリハリの効いた描かれ方がなされ、 緊張感が物凄い。 映画のロケハンです、だなんて大使館人質立て籠りの状況でそんなのあり得るか? と思いつつ、ありえない状況を映画にしてきた歴史があっての大演出ですね。 救出に回った側、される側、ともに極限状況で 「演じなければいけない」ことを強要され、 とにもかくにも成功させた。 空港での絵コンテのシーンで心が解かれたのが、 疑う側も、「疑わしきは罰せよ」を超えて こんな映画をつくるのか楽しみだな、という表情になったこと。 バカバカしさや有り得なさを常々追求していたことが吉と出た、 逆羊飼い物語といっても良いかもしれない。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-04-11 23:01:08) |
43.《ネタバレ》 ホワイトハウスからの作戦中止命令を無視しての脱出決行、スイス航空での危機一髪の離陸シーン、ホントかよと思ったけどやっぱり脚色。緊張感を満喫できたので目を瞑ります。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2017-03-20 15:41:19) |
42.《ネタバレ》 ところどころ事実と異なるところはあるそうですが、本当にこのような作戦が行われていたというのにはただただ驚き。ニセ映画というユルさと現場の張り詰めた緊張感とのコントラストが良い感じです。映画後半、主人公がイラン入りしてからは、のめり込んで観入ってしまいました。救出前後のやりとりやイラン兵の動きなどは、アメリカのドラマのHomelandにも似たような雰囲気のシーンがあったように思います。やはり中東とアメリカとの関係は(映画の中でですが)、今も昔も変わっていないのかな。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-10-10 02:18:16) |
41.バカ映画は人を救うか?という人類永遠の命題を描いた作品。と言いたかったけど、ちょっと違うか。この救出作戦のためにデッチ上げられた架空のバカ映画、その架空の製作過程をもっと、微に入り細にわたって描いてくれたらもう、さぞかし感動的なバカ映画になったのではないかと(その場合、あくまでバカ映画、ということになりますが)。 その点、本作はもうちょっと硬派な作りで、しかしクライマックスに向けては「ホントにあった話」とは思えぬ脚色でしっかりハメを外し、大いに盛り上げてくれます。正直、「実話ではココまで盛り上がらないので、ココとココにフィクションを盛ってみよう」という感じの、「盛り上げ要素無理矢理挿入感」とでもいうものが、若干、感じられちゃうのですが。しかし、それでもなお、ハラハラさせてくれるのは、さすが。 ベン・アフレックが、抑えた表情、抑えた演技で、それが主人公の不安なり覚悟なりを感じさせていく。このあたりも、うまいですね。 ラストで、モデルになった実在の人物らしき写真が登場し、どうやら本作の俳優をかなりの程度まで似せているらしいことがわかります。別に、似せたからどうちゅうっことも無いのでしょうが、おかげで、時代感覚みたいなダサい感じがよく出ており、雰囲気作りに貢献しておりました。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-16 23:43:38) (良:1票) |
40.サスペンス系娯楽映画として「さすが」の出来。〝素材〟の多い国はいいですね。 ただし根本的な疑問が。イラン側にとって、大使館から逃げた6人の行方を執拗に追う理由は何でしょうか。今のISとは違い、いくらなんでも当時のイランで「アメリカ人狩り」までは行われてはいなかったはずです。国王の返還を求めるために、ある程度の人質が残っていれば、それで十分だったのではないでしょうか。断裁された資料をつなぎ合わせてまで、職員全員を確保しようとする意図がよくわかりません。 むしろイラン当局としては、民衆が暴徒化して6人をリンチにして世界を敵に回すより、とっとと帰国してもらったほうが都合が良かった気がします。などと考え出すと身もフタもありませんが。 余談ながら、B.クランストンがいい味を出しています。ちょうどこの頃、「ブレイキング・バッド」では麻薬製造がいよいよ佳境に入っていたはず。役が変われば、人相まで変わるんですね。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-03-27 04:44:58) |
39.《ネタバレ》 最初に観たときはそこまで面白いと思いませんでしたが、今回BSでやっていたのを再度観てみたら面白かったです。大使館に身を寄せているアメリカ人たちの緊迫感がよく伝わりました。空港での脱出シーンの一連の流れは緊迫感がありますね。特に最後の空港の関門で、ずっと作戦に反対していた男がアラビア語で前面に出て活躍するシーンは見ごたえがありました。 【珈琲時間】さん [地上波(字幕)] 8点(2016-03-19 08:40:30) |
38.《ネタバレ》 実際の映像を混ぜたりして、リアリティのある緊迫感があった。 でもこれでアカデミー賞作品賞ってのは疑問が残る。 イラン人が相当悪者に描かれているので、どちらかと言えば対立を煽る作品。 どうせフィクション部分が多くを占めてるのだから融和的な部分も描けば賞にふさわしいと思うが、こういうのを選んでしまうのがアメリカなのだろうか? 【たんたかたん】さん [インターネット(字幕)] 8点(2015-10-31 09:54:43) |
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37. いい作品でした。後半はハラハラドキドキで見ていられない程でした。 現実の世界であれば長い時間を描いているはずなのに、時間を忘れて展開を見守っていました。 このサイトでベンアフレックが監督だったことを知り、さらに驚きました。この人の作品は見なきゃいけないなと思います。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-07-08 17:49:30) |
36.《ネタバレ》 緊張感溢れて、ハラハラしっぱなしでした。ベン・アフレック監督作は、ここ数本全くハズレなしの絶好調!! 【白い男】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2015-06-08 15:31:56) |
35.《ネタバレ》 古い歴史とか個人の自伝による事実に基づく系は美談創作有りきなので余り好まないのですが、今回の人質事件と奪還は近代社会の事実である事が映像やら何やら資料があるので、少し入り込んで見られた。まぁでも当然ながらそれ以外の所は多いにフィクションなんでしょうが、とても良質なエンターテイメントに仕上げてありました。飛行場のシーンはハラハラドキドキ!面白かったです。 特にアラン演じるレスターの適当さが小気味良かった! 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-05-18 10:25:30) |
34.《ネタバレ》 この作戦を実際に実行したということに驚きました。「自転車で脱出」よりはましかもしれませんが、当時この作戦を聞いた多くの関係者はジョークだと思ったのではないでしょうか?作品としては、テンポも良く楽しめました。特に最後の空港のシーンではドキドキさせられました。 【モリー】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-05-04 19:54:36) |
33.最初から最後まで、ハラハラどきどきの連続でした。本当に作り込まれているけどそれはそれで楽しめました。アメリカの主観の歴史物ってイマイチ感情移入できないのだけれど、今回はよかったです。ただ、最後のカーチェイスはやり過ぎた感がありましたが…。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-14 21:27:52) |
32.ハッピーエンドと分かっていても手汗が止まらない映画です。 テンポがよいので本当に観ていておもしろいです 【りょーちん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-04 02:51:16) |
31.《ネタバレ》 冒頭から、ニュース映像みたいなドキュメンタリー・タッチで「事件」の経過を追って行くわけだけれども、「これは訪イラン中の<映画>のロケハン部隊、ということにしよう」という<荒唐無稽>とも思えるアイディアが提出され、コレが採用される。ここで、実在のハリウッドのメイクアップ・アーティストのジョン・チェンバースが登場する。この役をジョン・グッドマンが演じているわけで、それまでの「あまり見たことのない人たち」の「リアル」な映像から、まさに、この作品自体もが「映画」へとシフトしてくれる。つまり「映画俳優」ジョン・グッドマン(大好きな俳優さん)の登場によって、ダブルミーニングで「これは<映画>なのだ!」ということになる。見事だと思った。 こういう「仕掛け」もあって、後半のケレン味たっぷりの演出にしても、「許せる」というのか、「映画なんだから」みたいな気分で楽しめた。さいごに作戦がみごとに(映画らしくもギリギリのところで)成功したそのあと、そのジョン・グッドマンが、「<アルゴ>? ポシャったよ!」というところまで、すっかり楽しませていただいた。 【keiji】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-01-03 10:37:36) |
30.《ネタバレ》 まぁ「映画」だからある程度の脚色はあるだろうけども、こういうことがあったというのがビックリですね…最後の飛行機を車で追っかけるはチトやりすぎ(苦笑)。で、これは18年間機密扱いでチョイ前に扱いが解除になり公開されたというのにも驚きです。と、いうことは、、きっといろ~んなことが今でも機密扱いになってるんでしょうね~。ベン・アフレック監督作を初めて観たけど、なかなかやりますね~とても制作姿勢が丁寧で、かつ笑いもありの後半のドキドキっぷりはハンパないね! エンドロールでの出演者と当事者の「そっくりさんっぷり」にも注目。ホントに似てんなーよく探してきたものだわ(感心)。何かハリウッドの底力を見たような気がシテイマス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-09 08:12:13) |
29.《ネタバレ》 ややスペクタクルに作り過ぎで現実から離れているという指摘もありますが、実話を元に映画を面白くする演出として許せる範囲と思います。ベン・アフレックはグッドウイルハンティングでも金をかけずに良い映画を作る才能を見せてくれましたが、このアルゴでは「人を殺さずにイスラム相手に手に汗握るスペクタクル作品を作る」見本を示してくれたと思います。テンポも良く飽きさせない映画でした。 【rakitarou】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-10-15 13:24:00) |
28.《ネタバレ》 実話ベースなだけに結末はわかっているにもかかわらず、ハラハラしながら楽しめました。 大使館占拠の際の過激派の迫りくるスピード感が恐怖感を倍増させ、まずは掴みはオッケーといった感じでした。 終盤も、チケット手配、シュレッダー復元、偽事務所の電話応対…と、間一髪の連続により緊張感を高める仕掛けが絶妙。 背景やファッションを当時の雰囲気に作りこんでいたことも緊張感の高揚に一役買っていました。 6人の中には髪型や髭がわざとらしい登場人物もいて「キャラクター作りすぎだろう」と思ったのですが、エンデンィングで出た実際の写真と比べてみたらソックリ。 これはたいへん失礼しました。 派手なアクションを使わずに、実話をここまでエンターテイメントとして楽しめる作品に仕上げたことは見事だと思います。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-04 22:58:35) (良:1票) |