1.ラップほどビートに囚われず、ポエトリーリーディングより激情的な新しい言語表現「スラム」についての映画です。詩・詞に興味があるのですごく楽しめました。ストーリーは未消化な部分もあるのですが、それを忘れさせるぐらいに熱い言葉が胸を打ちます。ラスト、主人公のフリースタイルは息が詰まるぐらいスリリング!主人公役のソウル・ウィリアムズはリック・ルービンプロデュースでCDも出しているので聞いてみたい気にさせられました。映像的には、手持ちカメラによるドキュメンタリー風や短いカットの挿入など「gummo」に似た生々しさと詩情を感じさせます。