ぼくの名前はズッキーニのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ぼくの名前はズッキーニ

[ボクノナマエハズッキーニ]
My Life as a Zcchini
(Ma vie de Courgette)
2016年スイス上映時間:66分
平均点:6.75 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-02-10)
ドラマコメディアニメCGアニメ
新規登録(2018-10-02)【3737】さん
タイトル情報更新(2019-09-27)【Olias】さん
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峯田和伸ズッキーニ(日本語吹き替え版)
麻生久美子カミーユ(日本語吹き替え版)
リリー・フランキーレイモン(日本語吹き替え版)
浪川大輔シモン(日本語吹き替え版)
配給ビターズ・エンド
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2.“ズッキーニ”のぼんやりとした表情が、だんだんと我が息子のぼんやり顔に見えてきて、彼の一つ一つの言動に涙腺を緩ませずにはいられなかった。
ストップモーションアニメは好んでよく鑑賞するが、評価の高い作品であっても、案外鑑賞後の個人的な“好み”が分かれることが多い。
クレイアニメのアーティスティックな精巧さや、アニメーションとしてのクオリティの高さに感嘆することは多いが、だからといってそこで息づくキャラクターたちにちゃんと感情移入できるかどうかは別問題。

ただ、今作においては、主人公“ズッキーニ”が只々愛らしく、その憂いに溢れた瞳に冒頭から引き込まれた。
66分と尺が短いこともあり、物語の冒頭から主人公のあまりに過酷な運命が突きつけられる。
起こってしまったことよりも、それによって彼が抱えた心の傷を思うと、とても不憫で、悲しい。
ズッキーニは終始ぼんやり顔で、感情の起伏をわかりやすく表情には表さないけれど、彼が心の中で大切にする両親への思いは最初から最後まで決して揺るがない。
時に感情をさらけ出す理由も、常に両親に対する大切な思いを蔑ろにされたからであり、その彼の心情を思うとまた切ない。

主人公に限らず、親に対する思いは、この作品に登場する孤児院の子どもたち全員に共通するものである。
自分を不遇に至らしめている両親に対して怒り、憎んではいるけれど、やはり彼らは親を愛さずにはいられない。
主人公のみならず、彼ら一人ひとりのそういう心情を慮ると事程左様に切なくて、涙が溢れた。

尺の短さがシンプルなストーリーラインとなり、極めてストレートな感動を紡ぎ出しているのだと思うが、主人公ズッキーニは勿論、キャラクターの一人ひとりがとても魅力的で情感に溢れているので、もっと彼らの物語を深堀りして観てみたかったとは思う。
“シモン”ら孤児たちのその後や、警察官“レイモン”の過去など、まだまだ描き出すべき物語が詰まった良作だ。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-12-20 14:22:15)
1.暗い内容だからこそ、クレイアニメ独特の温かい質感がマッチしていて良かった。

最初は、皆一様にやたら顔がでかくて耳と鼻が真っ赤で、目玉がグリグリしてて、手が長くて、おまけに表情に乏しくて、なんだか辛気くさいなとさえ思ってしまっていた。

しかし、慣れてくると段々可愛く見えてくるから不思議。
でも、皆がそんな表情なのにも理由があって、子供ながらあまりに辛い過去を乗り越えて来たからなんだなというのが分かって、凄く胸が締め付けられた。

あまり説明的でなく、子供達の表情で語らせる淡々とした演出が、じんわりと深い味わいをもたらしていた。
ヴレアさん [DVD(字幕)] 8点(2018-10-15 19:12:08)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.75点
000.00%
100.00%
200.00%
3112.50%
400.00%
5112.50%
600.00%
7337.50%
8225.00%
9112.50%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2016年 89回
長編アニメーション賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2016年 74回
アニメ映画賞 候補(ノミネート) 

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