1.《ネタバレ》 この正しき異常な精神世界に。
間違いであればどれだけ良かったか。
そう思わせる、主人公の病気への思い込み、
そして庇う行動。
正しさ、過ち、罪、罰、すべてを包んだ後に出会った。
そこからはただただ本能で、女の側にいた。
決して守ろうとしたわけではない。
ただ、そこに女がいた。自分を必要とする。
レオンと違うという意見もあるが、レオンが抱いたものに
とても近いものを感じる。
それは押し付けに近いほど、背負わされる愛。
数十年が経っても、男は生きていた。
そして、小さかった女の子も。
夢であればよかった。
自分さえ、傷付けば良かった。
でも、現実はそうはいかない。
カメラアングル、音、息吹。
良い味を出している映画でした。