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娼年

[ショウネン]
2017年上映時間:119分
平均点:6.00 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-04-06)
ドラマ小説の映画化エロティック
新規登録(2020-02-18)【3737】さん
タイトル情報更新(2024-01-27)【にじばぶ】さん
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監督三浦大輔
キャスト松坂桃李(男優)森中領(リョウ)
真飛聖(女優)御堂静香
冨手麻妙(女優)咲良
猪塚健太(男優)平戸東(アズマ)
桜井ユキ(女優)白崎恵
小柳友(男優)田島進也(シンヤ)
馬渕英里何(女優)イツキ
佐々木心音(女優)紀子
西岡徳馬(男優)泉川
江波杏子(女優)老婆
原作石田衣良『娼年』(集英社文庫刊)
脚本三浦大輔
音楽半野喜弘(半野喜弘 and RADIQ septet)
製作ファントム・フィルム(製作幹事/映画「娼年」製作委員会)
ハピネット・ピクチャーズ(製作幹事/映画「娼年」製作委員会)
ホリプロ(映画「娼年」製作委員会)
集英社(映画「娼年」製作委員会)
企画ファントム・フィルム(企画製作)
制作ホリプロ(制作プロダクション)
配給ファントム・フィルム
録音加藤大和
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3.《ネタバレ》  [娼婦」ならぬ「娼夫」。たいていの場合は体であるが、それを含めて自らを商売道具として売る一人の男性の話。
 
 まず個人的には、不特定多数の女性それぞれと真剣に向き合ってかつ、その場限りの関係で終えられるという感覚が私には理解し難かった。単純に、自分は一人の女性のことばかり考え、良くも悪くもその人以外のことに目が向かなくなる性格だからということもあるだろう。相手の女性に囚われずに、ある意味「器用に」女性の相手ができるこの森中領という人物に、宇宙人かな、と感じるくらい距離を覚えた。

 「女なんてつまらない」「セックスなんて手順の決まったただの運動」という領に、仕事を通して女性の多様さや深さを教えようとする静香。少し考えたことは、少々言葉が悪いが、この話は単に一般的な風俗で男が女を買う、というのを入れ替えただけなんだろうか、それとも女が男を買うとなったときにそこに込められる意味も変わってくるんだろうか、ということが気になってきた。私の感覚では、女性が相手を求める感覚も男性が相手を求める感覚も、そんなに違いはないと思っている。男性のほうがあからさまで直接的な場合が多いので、ことさら単純・シンプルと思われがちであろうが、それこそこの物語の森中領くんのような複雑さや深さを持った男性もいるだろう。逆に、男よりあからさまに性を求める女性だっているだろう。そういう意味では「女性は~」という言い回しは私にはさして響かなかった。ただ私自身は男性であり、「異性としての女性」はやはり特別な存在で、その中でも特定の女性には自分の身を半分以上持っていかれるような想いを抱いている。そのように一般的な意味の上での「女性」と私にとっての「女性」では見方が変わるので一概には言えないが、女性だろうが男性だろうがある程度の年齢を生きてきて複雑でも深くもない人間なんていないだろう、というのが私の感想だ。領と東くんの絡みでもあったように、男同士の同性でも感じるものがあってああいうことに発展する場合もある。そういうものも描くあたり、別に「女性」一本槍で押してくる映画でもないんだなと少しほっとした。

 「子どもの頃から大人の女性が大好きで、だから歳を重ねた女性がどうしてそのことを罪のように感じるのかがわからない」

 この台詞が心に残りました。私はそこまで相手が何歳でも良いとまでは言いませんが、結局その人に魅力を感じるかどうかが大事だと思っています。それ次第では自分より年下を好きになることもあるかも知れないし、その逆も充分あり得るだろう。ただやはり限界はあって、いくら年下でも高校生や中学生にはそんな感情は湧いたりしないし、それは彼ら彼女らはまだ子どもで、自分自身の判断能力も未熟なうちにそんなことをするべきではないと少なくとも私が考えているからだ。私はそうだが、果たしてこの領くんがどこまでそういったことを許容できるのかが知りたいと思った。一般的な美的感覚で言うところの造形が良くない女性であったり、体形が崩れた女性に対しても同じようにできるのか、汚い話ですが排尿はOKでも排便は?など、彼の限界値がどこにあるかが少し気になりました。色々考察する機会をくれるいい映画だと思います。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-09-21 20:56:34)
2.《ネタバレ》 人の生業は須く、人の欲望の海の中を自らの才覚と度量で泳ぎ抜くことなのであって、だから職業に貴賤は無い筈だと信じている。所謂「究極のおもてなし」たる仕事を通じて、主人公は実にポジティブに人間というものについての理解を深めていく。その意味では、本作はわりかし単純な若者の成長物語だと思うのだが、率直にその面の出来はよく言って普通程度で、どうしても本作、その「仕事」の場面の表現の出来の良さと内容の高度さの方に意識が奪われていってしまう様に思われる(勿体ぶらずに言えば、一般映画としては異例なまでに、エロくて変態でかつ生々しいということですね)。

特に松坂桃李のその面での演技の迫真ぶりは出色で、素直に頑張った!と最大の賛辞を贈りたい。女優陣も、総じてかなり頑張っていると言えるが、120%な桃李くんに比べると、これも総じて最後の一葉の恥じらいが感じられなくもない(それが良いのかも知れないが)。とは言え、本作はエロに関しては個人的には文句の付け様など無く、素直に満点を差し上げたい。桃李くんと西岡徳馬の「タイミング」がドンピシャだったシーンなどは思わず手を叩いてしまった程である(飛びも飛んだり)。

もう一人、その道を極めた到達者の風格を漂わせる江波杏子も実に凄まじかった。奥ゆかしくも一方で何とも妖艶なその「絶頂」は、女優陣の中で一番真に迫っていたと思う。この映画が遺作というのは、ある意味実に格好好い(否、格好好過ぎる、のかも知れない)。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 8点(2020-06-08 01:43:51)
1.《ネタバレ》 イケメン俳優がAV男優に変わる瞬間を見たような気がいたします。松坂桃李、とにかくすごく生々しい腰振り。
それ専門のやつでなく 一般公開された劇場映画でこんなにも激しい腰振り見せられたのって初めてだ。
戦隊モノデビューのイケメン俳優が尻丸出しでまさかここまであからさまにハードな役どころにチャレンジなさるとは。役どころとしては、あまり感心出来ない共感出来ない若い子の役ですが、腰も尻も全身使った懸命なそのやり切りぶりに一目置かざるを得ない存在となりました。今後応援いたします。だが、あまりそっち方面ばかりの裸役者にはなってほしくないですね 後は通常映画のほうに戻ってほしく思います。でもその前に、あんたまずは前髪を2㎝切りたまえ(とか偉そうに)だって さっぱり前が見えんじゃろと。
女性陣のキャスティングについてはビミョー。でも綺麗どころを使ったら松坂君の役が活きてきませんもんね だから仕方がないかな でもご老婦のイキっぷりにはさすがにヒいた。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-02-20 23:16:07)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
3228.57%
400.00%
5114.29%
600.00%
7114.29%
8342.86%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.00点 Review1人
2 ストーリー評価 2.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 1.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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