6.《ネタバレ》 某ベンチャー企業が試作製造中のソイレントという完全栄養食の存在や、
沙村広明の漫画にネタとして登場するのを見て、これはSFの教養として必見なのでは?と思い鑑賞。
CGの無い時代に制作されたものであり、特撮もそれほど使われてはいませんが、
ディストピア未来の世界観を巧みに表現していると感じました。
原作とやや違いがあるようですが、原作未読でも楽しめました。
設定がいくつかあるようですが、見ていれば分かるようなものが殆どで、
必要であればレビューサイトを見れば分かるでしょう。
公営安楽死施設は、おそらく木城ゆきとの銃夢に登場するエンドジョイに影響を与えているのではないでしょうか。
エンディングがやや香港映画のような尻切れ感がありますが、クライマックスではちゃんと刑事物の側面として落ちているので、鑑賞後の余韻は十分ありました。
SF好き、また、SF教養が欲しい方は見て損は無いと思います。