11.泣かせたくはない女がいるから。 それを理由に世界が戦争をやめてほしい、やめたっていいよね。 【norainu】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-10 23:31:26) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 既出ですが、やはりフランス人、ドイツ人と特定する必要はなく、むしろ無国籍映画とした方が良かったと思う。そこを除けば、素晴らしい反戦映画。一兵士の弱さ、軍上層部だけが持つ強さ、非常な命令に裁判、そして処刑と、無駄のない展開で一映画としての完成度は高く、公開時20代だったとは思えぬキューブリックの才能が随所に見られる。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-20 09:23:42) |
9.今まで観たキューブリック作品の中では最上位。 カーク・ダグラスが端整で素晴らしくかっこ良かった。 そして、カーク・ダグラスが砲撃の降る濠の中を、顔一つゆがめずに歩く姿に痺れた。 シャープなモノクロ映像も印象的。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-19 12:47:07) |
8.凡百の反戦映画とは明らかに異なる傑作。戦場の描写も素晴らしいが、やはり将軍の欲に駆られる過程や、欺瞞に満ちた裁判などにおける卓越した心理描写は絶品。ラストも心に沁みる。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-19 16:17:09) |
7.反戦映画としても勿論傑作ですが、88分という短い尺の中で、映画の中に必要な最小限のシーンだけで構成されているので映画自体も本当に完成度が高いと思います。ただキューブリックは反戦のメッセージは伝えているものの、カーク・ダグラス演じる大佐や、銃殺される3人に対して感情移入をわざとさせないような撮り方をしている気がした。だからこそ「神の視点」と呼ばれるのかなもしれないなと思いました。ただ、ラストの捕らえられたドイツ人女性役(クリスティアーヌ)の歌声や、あのシーンを観てて伝わってくる何とも言えない気持は、とても冷徹非情と呼ばれたキューブリックの撮ったシーンという感じはしない。だからか、観てて辛くなるシーンが続くこの映画もキューブリックファンとしては繰り返し観たくなるのかもしれない。 ジェラルド・フリードのドラム音を中心とした音楽も「非情の罠」「現金に体を張れ」と同様で初期のキューブリック映画との相性の良さを感じました。 |
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6.「キューブリックの作品にハズレなし!!」と、僕の友達が言ってましたが、全くの同意見です。最初は、キューブリックという監督がつかみ難かったんですけど…というのも、初めて見たキューブリック作品が2001年宇宙の旅で、しかも小学生の時だったんで、そのあまりの難解さについて行けなかったんですけど、その後シャイニング、時計じかけのオレンジ、博士の異常な愛情等等見るうちに彼の片鱗を垣間見ることができました。この作品、戦争映画でありますが主体が戦争自体というより、戦争の不条理さを物凄く物語っていると思います。勿論戦闘シーンも迫力がありますが、その後の軍法会議でのシーンで、戦争とはかくも人権などを無視され、ただの駒として扱われ、不条理なものだということが痛く伝わってきます。これに比べれば今の戦争映画が物凄く薄っぺらいものになってしまいますよ本当に。 |
5.最後のドイツ女性がフランス兵士達の前で歌を歌うシーン。みなさん、見て下さい。 (ちなみに、その女性はのちにキューちゃんの嫁さんになる人です) 【あろえりーな】さん 8点(2003-11-07 16:08:19) |
4.前半の戦場の舐めるようなカメラワークと、後半の裁判での突き刺すようなカメラとの対比が、鮮烈な印象を残します。短い映画でもあるし、ストーリー的にはコンパクトなんですが、カメラが雄弁に語っている映画です。 【鱗歌】さん 8点(2003-07-20 22:25:27) |
3.初期のキューブリックの中で、一番キューブリックらしさが出ている気がします。変な言い方ですが。あと、マーチェンカさんの意見に同感。キューブリックは機械文明とか軍隊とか、徹底的に嫌いですよね。アイズ・ワイド・シャットで、ニコール・キッドマン扮する奥様が、不倫を重ねるところを、トム・クルーズの旦那が妄想しますよね。あの不倫の相手が【海軍の軍人】だったっていうのも、監督がキューブリックじゃなければ説明つかないんですよね。バリー・リンドンでも戦闘シーンをとてもお間抜けなタッチで描いているし、博士の異常な愛情でも然り。そのキューブリックの戦争や科学に対するシニカルな眼差しが好きなんだなぁ。僕は。 【クー】さん 8点(2003-03-25 05:04:42) |
2.ストーリーとは関係ないんですが、ひとつ言いたいことがあります。彼らはフランス人ですよね?だとしたらどうして英語なんでしょう。最後に出てくるドイツ人はドイツ語で歌ってるのに。完璧主義のキューブリックはなんとも思わなかったんでしょうか。勿論これは本作に限ったことではないし、特にアメリカ映画を観ていれば何度も直面する疑問ですが。本作に関しても、特に第一次大戦、フランス人と特定する必然性が感じられないし。「いつか、どこかの国での戦争」で充分だと思うのですが。ストーリー、カメラワーク等は非常に満足なだけに、余計に引っかかるものを感じました。 【愚物】さん 8点(2002-11-23 05:25:23) |
1.すごく面白かった。カート・ダグラスが陥ったジレンマだとかが良く描かれていて、戦争によくありがちな矛盾を厳しく指摘できてたように思う。ラストのドイツ人女性が歌を歌うところも良かった。 |