2.《ネタバレ》 封切初日に鑑賞。
旧作との違いを脳内で比べながらの鑑賞になりました。
今回は配役をメインテーマ通り人種で統一、ラテン系役者を起用してます。ジョージ・チャキリスやナタリー・ウッドみたいなのも出て来ませんがそういう意味でリアルです。
もう一点リアルといえば、旧作でボーイッシュな女の子が今回は性同一性障害っぽく置き換えられていたり(ジェッツの中では比較的重用な役回りとなってます)、タイミング的に現在の社会、とりわけアメリカが抱えるここ数年の人種的な分断をスピルバーグはいま提起しておきかったのかなと。これは勝手な想像ですが。
ミュージカルとして歌と踊りは文句なしに素晴らしい。大画面で観る往年のナンバーは圧巻。ストーリーや曲構成は旧作に割合忠実なので安心して観ることが出来ます。今回は序盤のトニーが何故更生してるのかとか、細かい理由付けがはっきりしていて入り易い。にしても旧作が完璧に素晴らしいからこその新作のクオリティですね。見比べるのも一興かと。ドラッグストアのあのお婆さんは・・・!今回製作にも関わっているそうです。
私個人としては前作の雰囲気を壊さずに楽しめる良い作品でした。おそらく何度も観るでしょう。
※どうでもいいのですが、最近は不良がテーマの映画でさえ禁煙なんですね。
※パンフレットが分厚くて無駄に高価
そのくせ役者プロフィール等欲しい情報が無い
そういうのは減点(笑)