29.大好物がたくさん入ってる名画。エロイムエッサイムエロイムエッサイム我は求め訴えたり!!キャラクター設定が全員生かされてる!絶妙なハチャメチャ感がある歌舞伎風味時代劇(?)ジャンルの中でも第1位です! でも長崎のキリシタン末裔の方々には面白くないかもですね。すみません。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-09-05 23:48:39) |
28.《ネタバレ》 この映画を製作後40年近く経っても人々の記憶に残っているのは、やはり千葉真一の柳生十兵衛と沢田研二の天草四郎の対決というインパクトがなせる業でしょう。千葉真一の十兵衛はこの映画で四度目のとなる彼の当たり役、でもこの一作しかないんですけど沢田研二の天草四郎も映画スター・ジュリーが演じたもっとも有名なキャラとして日本映画史に君臨しています。本作でのジュリーの存在感は半端なしで、真田広之とのキス・シーンまでありその妖艶な色気はクラクラさせられます。原作を大胆にアレンジしたストーリー(細川ガラシャまで登場させるところなぞ、原作者の山田風太郎は絶賛していたそうです)には、江戸時代初期の有名人や事件がてんこ盛り状態、佐倉惣五郎や刀匠村正まで登場し最後は明暦の大火で江戸城天守閣炎上ですからねえ。この炎上する江戸城内での十兵衛と但馬守の柳生親子対決の迫力といったら壮絶です。若山富三郎といえば殺陣の技は日本映画史上ナンバーワンとの呼び声ですから、千葉真一との対決はまさにドリームマッチです。このシーン、炎上する室内と役者の合成が偉く上手いなと感心してたら、なんとほんとにセットを燃やして撮ったそうで、もうクレイジーとしか言いようがないです。そんな危険な現場で無傷でチャンバラできるのは、そりゃ千葉真一と若山富三郎しかいませんよ、ジュリーに至っては軽く火傷したそうです。 この映画こそ、毀誉褒貶のある角川映画が残した最高傑作だと思います。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-03-24 03:55:58) (良:1票) |
27.今の、時代劇には無い面白さをこの作品からは見る事が出来る。まずは役者の力量の差が明らかです。主演の沢田研二に関しても監督の演出により、本物の時代劇を見せてやろうという心意気が伝わります。脇を固める俳優に関しても個性的で、魅力に溢れ、見ていても飽きる事がない。柳生十兵衛、宮本武蔵、そして、男を誘惑して見せる細川ガラシャの妖艶さ等、今の時代劇では味わう事が出来ない魅力がこの作品にはあります。勿論、俳優だけではない時代劇としてのチャンバラシーンの凄さ、若山富三郎と千葉真一、この二人のかっこよさ、対決シーンを含め、面白い映画とは何か?時代劇とは何か?作品全体に漂う、不気味さもこの作品の魅力の一つで、更に言わせてもらうとこの頃の女優と今の女優とでは本気度が違う。これだけ気持ち良く(見ている自分にとっても)良い脱ぎぷりを見せる作品はなかなかない。(だからといって、なんでも脱ぎば良いという訳じゃない。)色んな意味で面白い上に魅力のある作品です。 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-09-24 12:24:48) |
26.《ネタバレ》 ロードショーから今までに軽く二十回以上観てるが、まだ飽きない。その理由は、辻村ジュサブローの衣装デザインと、沢田研二が完全に融合しているから。『新八犬伝』で育った世代にしてみると堪らないのですよ! あの絢爛豪華な衣装に身を包みながらも、全く負けてないジュリー演ずる天草四郎が。 ▼とにかくこの作品はキャラ! ジュリー演ずる天草四郎も、緒形拳演ずる宮本武蔵も、佳那晃子演ずる細川ガラシャも、室田日出男演ずる宝蔵院胤舜も、丹波哲郎演ずる村正も、千葉真一と若山富三郎の柳生親子も、とにかくキャラが立ちまくってる。だから、面白い! ▼山本邦山と菅野光亮の音楽もかっこいい。上映時間122分じゃ物足りない。あと30分は欲しい! 【伊達邦彦】さん [映画館(邦画)] 8点(2014-05-16 04:35:08) (良:1票) |
25.《ネタバレ》 柳生一族、里美八犬伝と並ぶ、深作時代劇3部作(勝手に命名)の一つ。 これは文句無く面白い。柳生一族よりも娯楽作に徹しているので純粋に楽しめる。 前編を覆う怪談チックなおどろおどろした雰囲気にノったら、最後までチャンバラ合戦を楽しむだけです。 伝説の剣豪たちが次々と妖怪化していくさまは、鬼太郎で育った自分としてはテンション上がりまくり。 なかでも、緒方拳の宮本武蔵は怖すぎ。夜、山の中であんなのに遭遇したら絶対ちびりますね。 伝説のつるぎをゲットしたら、あとは千葉十兵衛がバッタバッタとぶった切る。 砂浜での決闘は画面が綺麗で笛の音色も日本的で良いなあ。もっと見たかった。 あとは、炎の中の若山兄貴のすさまじい殺陣を堪能してエンディング。 ジュリーとの対決はオマケですね。 【kosuke】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-06-02 00:38:28) |
24.《ネタバレ》 スゲエ。スゲエ面白い。 ゴリゴリの殺陣をみたかったらやっぱり千葉真一だなやっぱ。若山富三郎と緒形拳の殺陣もすさまじくカッコ良く、現在の剣劇が退化してしまったことが切ないが仕方がない。とにかくスゲエ。 ストーリーのおどろおどろしさに、グッとくる。深作欣二の本気が見られる。 山田風太郎の原案小説がこう言う形になるか。感動。 天草四郎の髪の毛攻撃のピンヨヨヨーンには笑ってしまうが、最後のあの炎の中の決闘は最高じゃないですか。大満足である。 色んな要素を見て人間は面白いと感じるが、この作品に関して言うと何が面白いんだか説明しにくいけどそもそもが面白い。なんだろうな、この映画は。とにかく大好きなんだ。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-05-20 21:06:31) |
23.全体を貫く異常性がすごい。 若山富三郎と緒形拳の狂気の面構えが突き刺さる。ラストの炎の中のラストは圧巻。こんなのよく撮ったな.....。この炎のシーンは最高です。個人的には黒澤の「乱」が好きな為か勝新の兄だなーとか、照明が紫だったり城燃えたりと重ねて見たりしました。 【reitengo】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-18 18:20:12) |
22.《ネタバレ》 初観賞は●十年前のテレビ放送。子供だったので、父親が魔性に堕ちて親子対決になるのにびっくりしたのを覚えている(単純に仇討ちかと思ってた)改めて観るとみんな若い!深作節も健在。やたら女性の腿や乳が出るとか(笑)もちろん、それだけじゃない(暴力による暴力の否定など)天草のラストの台詞 「人間ある限り私は戻ってくる」の通り、これは徳川への復讐ではなく「人間の闇」を描いたもの。十兵衛の死の間際にも天草は来るかも?その時、魔の誘惑に勝てるか?初めは霧丸の存在が疑問だったけど、十兵衛って徳川家を守るとか世界を救う、等考えて無いんだよね。父親との事も含め、無頼の彼が戦う理由が必要だった訳だ。SFXはお粗末だが、全く気にならない。俳優がその役として「立って生きている」から世界観が成立している。役者オーラがもたらす強力な説得力に屈服です。「エロイム~」の呪文がすんなり入ったり「是非もなし」の台詞が浮かないなんて…瞬き一つしない役者魂が熱い。監督も各役者の魅せ方を分かっている。殺陣の達人はその見せ場を。アクションスターはアクション性の高い勝負を。妖人にはエロシーンを(笑)それに応える役者達の力量が並でない。今「狂乱シーン」を演じられる女優が何人いるだろうか?砂浜を駆けるだけで緊迫感が出せる俳優は?現在、演出や設定に頼る役者がいかに多いか思いしらされる。最後の炎上シーンは本物しか出せない迫力に満ち溢れている。炎の迫力に俳優が負けてないのもすごい。多くの要素が渾然一体となって昇華しており、この時代にしか生まれなかっただろう怪作(カルト人気があるのも頷ける)レンタルしてから観まくっております。多分、明日も観るんでしょう。誰か私を止めてくれ~駄目よやっぱり止めないで~(チョイ役に福ちゃん見つけて嬉しかったv) 【果月】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-08-20 23:14:22) |
21.換骨奪胎という言葉は、まさにこの映画の為にあると言って良いのではないでしょうか。原作も非常に面白いのですが、そのまま映画化していたら、つまらんエログロ作品にしかならんかったでしょう。ただ、監督も、転生衆の半数も、成田様も丹波様も冥界へ旅立たれたのは、寂しい限りです。どうかフィルムの中で、転生し続けてくださいね。 【代書屋】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-08-06 01:51:54) |
20.なんとうちの奥さん、舞台版を見に行ったことがあるようでパンフレットが出てきた。うらやましい!! 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-12-29 00:31:25) |
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19.《ネタバレ》 ううう!何という奇想天外な!それでいてどこか納得の行く話に、ただただ呆然でした。しかし、十兵衛が立ち会う剣豪達との殺陣は凄まじく、現代の時代劇ではめったにお目にかかれないような激烈な印象でした。武蔵との立会いのあの海岸線でのショットは素晴らしく、是非ともこれからの映画でも使ってもらいたいロケ地でした。 【亜酒藍】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-03-24 18:01:46) |
18.《ネタバレ》 原作とは違い天草四郎をボスにしたのが成功の原因のひとつではないでしょうか。出てくる俳優のエネルギーが尋常じゃないですね。 【たけよし】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-10 22:17:55) |
17.原作はほとんど無視。でもチャンバラ好きにはたまらない!ラスト江戸城中での立ち回りなんて、何度観てもゾクゾクします。若山富三郎ノリノリ!映画オリジナル魔界衆の存在理由もしっかり提示されていて、オリジナルストーリーの核になっており、脚色に工夫を感じられるところに好感がもてます。 【いわぞー】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-10-21 18:16:44) |
【mason】さん [映画館(吹替)] 8点(2005-10-31 19:04:12) |
15.《ネタバレ》 ジュリーと真田さんのキスシーンに尽きる!あぁぁ萌え~~!じゅり~~~~! 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(吹替)] 8点(2005-08-10 00:19:44) |
14.「 江戸城で 侍達を 切り捨てる 若山柳生の 殺陣は凄すぎ 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
【栗頭豆蔵】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-03-30 12:39:23) |
12.うーん深作映画はいつもごちゃごちゃしていてわかりにくい。これが深作映画の特徴なのかもしれないけど、序盤にもう少し緩急をつけてくれればラストがよりいっそう盛り上がったと思う。 【スーシホ】さん 8点(2004-06-24 15:50:23) |
11.皆さんおっしゃるとおり配役がこれ以上なく良い。キャラクター重視の私にとって文句なし。佳那晃子さんまた時代劇物やって欲しいな。 【あべ】さん 8点(2004-02-11 00:09:43) |
10.オヤジ殿があれほど転生した人間に嫌悪感を示していたのに、病気で死ぬ直前「十兵衛ぇ~」とかいって転生。うそ~ん。久々にツッコミを声に出してしまった映画。 【ノマド】さん 8点(2004-02-10 11:35:44) |