2.《ネタバレ》 確かに、「ホラー」としてはバツだけど、「映画」としてはマルだったと思います。冒頭の、排水溝に落ちている小学生の帽子のショットとか、お兄ちゃんのお見舞いに先生と冴子ちゃんと妹が三人並んで歩くところとか良かったし、犯人(緋田康人、ハマりすぎ。未見だけど「デスノート」の死神役はCGでなく彼が良かったんでは?)との対決シーンも見ごたえ十分。いじめっ子たちが急に改心してしまうのは、確かに安易かな、と思わないでもないけれど、でも大勢の子供たちが犯人を取り囲むところは、「こうあってほしい」というキャプラ的な「祈り」が込められてたんじゃないかな?ただ、ラストのキスシーン!あれはイカーン!映倫が許しても俺倫が許さん!ちょっと直接過ぎ。やっぱあそこは「おずおずと彼女の手を握る」とかが良かったんじゃないかなあ?ということで、7点にしようか8点にしようか迷ったんだけど、前田愛が可愛いのでオマケだっ!※実は引用を確かめたいがために「レイジング・ブル」も観たんですが、よく分からなかったです。犯人が鏡を観ながら左眉をなぞるところかな?とか思ったんですけど・・・。