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逢びき

[アイビキ]
Brief Encounter
1945年上映時間:86分
平均点:8.05 / 10(Review 22人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画ロマンス戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-06-07)【イニシャルK】さん
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監督デヴィッド・リーン
キャストセリア・ジョンソン(女優)ローラ・ジェッソン
トレヴァー・ハワード(男優)アレックス・ハーヴェイ
スタンリー・ホロウェイ(男優)アルバート・ゴッドビィ
シリル・レイモンド(男優)フレッド・ジェッソン
アイリーン・ハンドル(女優)チェロ奏者とオルガン奏者(ノン・クレジット)
ジョイス・ケアリー(女優)駅の喫茶室のマダム
仲谷昇アレックス・ハーヴェイ(日本語吹き替え版【NHK】)
小池朝雄アルバート・ゴッドビィ(日本語吹き替え版【NHK】)
内田稔(日本語吹き替え版【NHK】)
加藤和夫【俳優】アレックス・ハーヴェイ(日本語吹き替え版)
北村弘一アルバート・ゴッドビィ(日本語吹き替え版)
村越伊知郎(日本語吹き替え版)
松尾佳子(日本語吹き替え版)
水鳥鉄夫(日本語吹き替え版)
白川澄子(日本語吹き替え版)
たてかべ和也(日本語吹き替え版)
白石冬美(日本語吹き替え版)
原作ノエル・カワード
脚本ノエル・カワード
デヴィッド・リーン(ノン・クレジット)
ロナルド・ニーム(ノン・クレジット)
アンソニー・ハヴロック=アラン(ノン・クレジット)
音楽ミュア・マシースン(音楽指揮)
作曲セルゲイ・ラフマニノフ劇中曲“ピアノ協奏曲第2番”
フランツ・シューベルト「軍隊行進曲」
撮影ロバート・クラスカー
製作ノエル・カワード
ロナルド・ニーム(ノン・クレジット)
アンソニー・ハヴロック=アラン(ノン・クレジット)
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6.《ネタバレ》 噂に違わぬ大傑作。
改めてデヴィッドリーンの凄さを実感した。
古さを全く感じない秀逸な演出、演技。
やっと現実に帰ってくる主人公に、旦那が欠ける言葉が秀逸。
ファンタジーかもしれないが、これには思わず涙腺が崩壊してしまう。。
kosukeさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-01-20 01:42:34)
5.《ネタバレ》 本作は元祖不倫映画という異名があるそうですが、肉体関係の一歩手前でふたりの恋が終わってしまうところは製作年代を考慮するとそれでも精一杯がんばったと言えるでしょう。それでもノエル・カワード脚本の上品でありながら巧妙な語り口は、現在の眼で観ても十分に通用するレベルです。セリア・ジョンソンは決して美人ではないけど大きな眼に魅力があって、現代の女優ではヘレナ・ボナム=カーターに雰囲気が良く似ているなと思いました。もし本作をリメイクするなら、ぜひ彼女を使って欲しいですね。そして生涯名バイプレイヤーだったトレヴァー・ハワードの一世一代の二枚目演技がとても新鮮です。 この映画では列車の疾走がふたりの官能の高まりのメタファーになっています。サイレント時代から喜劇なんかで良く使われてきた手法ですが、デヴィッド・リーンはメロドラマの情感表現として巧みに使っています。 リーンは大作を手掛ける映画監督というイメージですが、初期の小品にけっこう味がある作品が多いんですよ。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-03 09:28:38)
4.《ネタバレ》 不倫を扱った映画は今も昔も山ほどあるが、今の映画だと不倫をしている当事者である男と女が自分達さえ幸せならそれで良し、周りの人達に迷惑かけようがお構いなしで、その結果、死者が出ようが自分達の責任ではない。死ぬ方が悪い。そういうような何ともドロドロした内容のものになりがちであるが、この映画はそういうドロドロした部分が全くなく、だから見ていてもけして、嫌な気持ちにはならない。その事をデビット・リーンというこの監督はよく解っている。たった一度の過ちである不倫、しかし、この映画の二人の主人公はどうしようもないほど好きである気持ちを隠さない一方でお互いの家庭を壊すことだけはしたくない。だから絶対にお互いの夫や妻に対しても、普段のままであり続けようとする。けして、不倫の現場というものを互いのパートナーには見せない。こういう演出でさえ、やはりこのデビット・リーン監督は品の良さを感じるし、そういう労わりを持って描ける。だから一流の監督であると言われているのではないかと私は思います。今時のハリウッド映画や邦画だと直ぐに抱合い、ベッドに入り、挙句の果てにはお互いの家庭を壊し、そして、二人だけが幸せになろうとする。そういった品の無い不倫ものばかりが存在する中でお互いが別れを決断し、共に自分達の家庭へと戻って行くラスト、ローラの辛そうな顔を見てそっと声をかけるローラの夫の男らしい姿にこの映画全体の温かさ、優しさを感じると共にそして、いつまでもしつこく描かずにここでという所で終わらせるというのも上手い。昔の映画と今の映画の一番の違いはこのいつまでもしつこく描かない昔の映画としつこいほど描く今の映画、余韻を残したまま終わるからこそ映画は素晴らしいのであって、そういう所を今の監督には見習って欲しい。
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-06-06 16:57:57)
3.《ネタバレ》 冒頭とラストで同じシーンを2度観せる、物語に深みを与えるその巧さ。この映画はデビッド・リーン監督のセンスが光り輝くほど素晴らしいです。その揺れ動き昂る感情を表現しまくるモノローグを主体にストーリーを進ませるのですが、これがもう見事。汽車の煙突から吹き出る煙の美しさ、駅の地下道の壁にあたる光と影の美しさ。そんな映像の美しさも含めて、とにかくセンスを感じる作品です。また主役二人が年齢的にも容姿で見てもリアリティがあって、そういった面も含めホント完成度が高い。
よし坊さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-19 21:49:20)
2.ドロドロしがちな不倫ものも、デビッド・リーンの手にかかれば美しい純愛ものになるんですね。登場人物も作品のつくりも良い意味で常識的で、最後まで安心して見れました。配偶者以外の誰かを愛することは誰にでもあり得ることですが、それを説得力と常識をもって美しい作品にするのはまさに職人芸。素晴らしい!
ななさん 8点(2003-07-09 21:12:36)(良:1票)
1.不倫ものなんだけど、中年の美男、美女ではないし、偶然の出会いでちょっとよろめく、なんて今見てもどこにでもありそうな話。でもこの二人はつつましい。後ろめたさにビクビクしながら、でも逢いたくて若者のように不器用なつきあいを重ねる。で、どうするかというと結局女は家庭へ戻り、男はアメリカへ去る。最後の別れでさえ、不運にも言葉も交わせない。ときめきが終わり、女は意気消沈するが夫は待っているのね。でもこれで良かったと、安堵するようなラストだった。今時の生々しい不倫と違って、そそとした密やかな大人の恋が切なくてロマンティックだった。
キリコさん 8点(2003-05-15 20:58:01)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 8.05点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
629.09%
7627.27%
8627.27%
9522.73%
10313.64%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.66点 Review3人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.66点 Review3人
4 音楽評価 8.33点 Review3人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

1946年 19回
主演女優賞セリア・ジョンソン候補(ノミネート) 
監督賞デヴィッド・リーン候補(ノミネート) 
脚色賞デヴィッド・リーン候補(ノミネート) 
脚色賞ロナルド・ニーム候補(ノミネート) 
脚色賞アンソニー・ハヴロック=アラン候補(ノミネート) 

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