2.《ネタバレ》 「癌に侵された元彼のところへ、不倫相手の子を身ごもった女が戻る」という設定は、ノンフィクションだから許されるように思える。これがフィクションだったら「ありえない。」で、すませてたかも・・。原作を読んでないからかもしれないけど、「産もう!」と決意するまでの葛藤が、いまいち伝わってこなかった。内容が内容だけに、どうしても映画全体が暗い雰囲気になってしまうが、後味は悪くなかったと思う。個人的に、母親学級で江角マキコが泣くシーンと、豊川悦治の最後の動きが、ミルクを作る動きだと気づいた瞬間が、号泣だった・・。