ロベレ将軍のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ロベレ将軍

[ロベレショウグン]
Il Generale Della Rovere
1957年上映時間:132分
平均点:7.20 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-03-22)
ドラマ戦争ものモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2003-04-29)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-07-26)【にじばぶ】さん
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監督ロベルト・ロッセリーニ
キャストヴィットリオ・デ・シーカ(男優)
ハンネス・メッセマー(男優)
脚本セルジオ・アミディ
音楽レンツォ・ロッセリーニ〔音楽〕
撮影カルロ・カルリーニ
配給イタリフィルム
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2.本作は、ヴェネチア映画祭で金獅子賞(グランプリ)を獲っているにも関わらず、他のロッセリーニ作品と比べると知名度としては多少落ちるものがある。
しかも獲られた年代も1959年ということで、かなり後に獲られた作品だ。
全盛期的なイメージのある1940年代ですらあんまり楽しめなかったのだから、そんなに晩年の作品じゃあ大したことはないだろう・・・と踏んでいた。
しかし、映画好きの方々の評判をチェックすると、ロッセリーニ作品の中でも本作は、一際評価が高いのだ。

歴史的背景を熟知していないと、完全にはそのストーリーを理解することはできないであろう内容であり、私もそんなに世界史には精通していないので、ところどころ理解できない部分があった。
しかし、その様なレベルの鑑賞者さえも十二分に楽しませるだけのパワーがこの作品にはあった。
特に主演のヴィットリオ・デ・シーカの演技が素晴らしい。
デ・シーカと言えば名作『自転車泥棒』の監督というイメージが強く、まさかこんなに演技がうまいだなんて思ってもいなかった。
しかしそれは単に私が無知であっただけで、デ・シーカは元々、プロの俳優として映画界に入ってきたとのこと。
そして本作は、そのデ・シーカとロッセリーニが初めてタッグを組んだ作品でもあるのだ。

どこかのサイトで誰かがこう評していた。
「イタリアン・ネオ・リアリズモのニ大巨匠、ロッセリーニとデ・シーカが、イタリアとイタリア映画の意地を大いに見せ付けてくれた名作」
であると。
まさしくその通りに感じた。
又、デ・シーカ役の軍人と敵対する国の大佐を演じた、ハンネス・メッセマーの名演も光っていた。
これがとてつもなくかっこよい。
一発で彼のファンになってしまった。

132分という長尺である為、さすがに途中で多少だれるが、後半はまた息を吹き返し、展開も一気に変わってくる。
前半と後半とで、主人公の雰囲気が全く変わってくるのも観ていて楽しかった。
最後はあっと言わせる展開があり、底知れぬ余韻を残す。
それはあの『無防備都市』をも上回る素晴らしいラストだった。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 8点(2023-06-24 08:26:35)
1.《ネタバレ》 ロッセリーニ作品のなかで個人的に最も好きなもの。
偽のロベレ将軍が、本物のロベレ将軍になっていく・・・いやロベレ将軍というのは人物というより、愛し同胞を支え鼓舞するといった愛国心のことであると思う。
身分の高低、職業内容が云々ではなく、ラストでのデ・シーカ演じる偽ロベレ将軍の気高さ。戦後まもなく貧しいイタリアではあるけれど、人々のプライドの矜持を謳ったものだ。


さるさるさるさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-12-26 02:48:18)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.20点
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200.00%
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4120.00%
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7120.00%
8240.00%
9120.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

1961年 34回
脚本賞セルジオ・アミディ候補(ノミネート) 

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