8.《ネタバレ》 いやあ笑った笑った、今年観た映画でいちばん笑わせてくれたかもしれないです。昭和バブル期の邦画は不作だったという見方が強いが、探せばこういうお宝がまだまだ埋もれているんですよね。『狼たちの午後』を彷彿される銀行強盗かと思いきや、モッくんが人質に発砲する緊迫のシーン、それがなんと「バンッ」という口鉄砲、これは金融機関の協力のもとで行われた防犯訓練だったんですね。そこから始まるモッくんの大暴走、このころの本木雅弘は真面目でクールだが内に狂気を秘めたキャラを演じさせたらピカイチで、警官らしい丁寧な言葉遣いに終始するけど観てる方はいつキレるかとハラハラさせる緊張感が堪りません。対する警察側の各キャラも一人一人のキャラが立っていて、石橋蓮司の小役人ぶり丸出しの所轄署長が傑作でした。それでもほとんど怪演といえるレベルだった萩原流行がいちばん強烈で、劇中でほとんど瞬きしてなかったんじゃないかというガンギマリ演技です。あんなに長時間にわたって行員たちがバカバカしい訓練に付き合うというところは、もう一種の不条理劇のレベルに達していたと思います。“死体”の張り紙も笑ったけど、“レイプ”“空気”はもう最高でした。舞台となる金融機関は“平商工信用組合”となっていましたが驚くことに(現在も存続しているかは不明ですが)実在の金融機関で、さすが昭和の映画、現在ではこんなこと絶対にできないと断言しちゃいます。こんな傑作な作品の知名度が低いというのは、私には本当に解せないところです。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2024-12-16 22:44:23) 《新規》 |
7.《ネタバレ》 おもしろい。 最後に物語を回収しきれていないのが、とても惜しい。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 8点(2020-02-11 00:51:47) |
6.《ネタバレ》 警察の滑稽な様がとても面白い なかなかのヒットでした 【からいもの】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-12-14 14:41:28) |
5.《ネタバレ》 日本版エスのコメディバージョンみたいな、期待してなかったのにかなり面白かった。 【Vanilla】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-11-24 23:33:59) |
4.《ネタバレ》 本木の色気・設定の妙・手堅い演出が実を結んだ一本。実は公開初日に今はなきシネマアルゴで観たのだが、監督が落ち着かない面もちで観客の反応を気にしていたのが印象に残っており、甘めに採点。『ショムニ』SPや『踊る2』で設定をそのまま引用していたが、「オマージュ」とは言い難く感じる。事実、友人は「『踊る2』のオープニングは最高。あれだけで一本作れる」などとほざいていたし・・・。 【恭人】さん 8点(2003-11-21 11:55:28) |
3.昔からかなり好きな映画です。痛快コメディで何年か振りに見ても面白い映画です。 【亜流派 十五郎】さん 8点(2003-10-28 17:42:39) |
2.意外と面白かったと思う。そもそも、設定からして擬似的強盗ごっこで緊迫感に欠けるし、展開も強引。いくつかの不発弾的<大丈夫かいな?的>要素を抱えているが、結局、わりと面白く観れるんだなぁ。これは一種のパロディでしょう。笑いは上滑りしながらも、なかなか軽快でした。笑いが不発ではなかったと思う。不発弾的笑いではある。<暴発するのか、しないのか?!> |
1. あたまんなかで何度も色んなラストをシミュレートしてみました。 何度考えてもあのラストに行き着くのが普通。 発想が面白い作品だけに、凡人には考え付かないぐらいのラストが欲しかった。映画って難しい・・・ 【映画の魂】さん 8点(2003-09-17 05:16:32) |