キートンのセブン・チャンスのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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キートンのセブン・チャンス

[キートンノセブンチャンス]
(キートンの栃麺棒)
Seven Chances
1925年上映時間:60分
平均点:8.62 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
アクションラブストーリーコメディサイレントモノクロ映画ロマンス
新規登録(2003-07-26)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2016-11-10)【イニシャルK】さん
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監督バスター・キートン
演出フレッド・ガブリー(テクニカル・ディレクター〔ノンクレジット〕)
キャストバスター・キートン(男優)ジェームズ“ジミー”シャノン
ルース・ドワイヤー(女優)メアリー
スニッツ・エドワーズ(男優)弁護士
ロイ・バーンズ(男優)
ジャン・ハヴェズ(男優)(ノンクレジット)
ジーン・アーサー(女優)(ノンクレジット)
脚本クライド・ブラックマン
ジャン・ハヴェズ
ジョセフ・A・ミッチェル
音楽ロバート・イズラエル(再編集版)
撮影エルジン・レスリー(ノンクレジット)
製作ジョセフ・M・シェンク
バスター・キートン(ノンクレジット)
配給フランス映画社
美術フレッド・ガブリー(美術監督)
編集バスター・キートン(ノンクレジット)
あらすじ
業績不振で破産寸前の青年実業家ジミーは内気で、意中の女性メアリーにも告白できない日々を送っていたが、ある日唐突に、700万ドルの遺産という吉報が転がり込む。ただし、27歳の誕生日の夜7時までに結婚するという条件付きで、誕生日はなんと今日!意を決してメアリーに求婚するが、誰でもいいと誤解され、フラれてしまう。仕方なく、知り合いの女性7人に求婚するが全員ダメ、ヤケになり、道行く女性全てに声をかけ始める。一方、仕事の相棒ビリーは、新聞に花嫁募集の広告を出すが、結果、数百人もの花嫁候補が教会に殺到してしまう。
ネタバレは禁止していませんので
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4.《ネタバレ》 ストーリー展開とか設定とか、そういう細かいこと気にせずひたすら観ていて楽しい作品。
前半は花嫁を探すために手あたり次第声をかけその都度笑われる展開にクスッときて、後半の花嫁候補数百人との怒涛の追いかけっこはまさに手に汗握る展開。
人間というよりもはやスラップスティック・アニメをみているようなその動きは本当バスター・キートンという人はどんな体してるんだ?と思ってしまうほど。
そしてラストのハッピーエンドでとても明るい気持ちで映画を観終えることができるので、とても充実した作品だと思いました。
クリムゾン・キングさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-29 02:10:29)
3.《ネタバレ》 世界の三大喜劇王と言われる、チャールズ・チャップリン、ハロルド・ロイド、バスター・キートン。

DVDで名作の誉れ高い「キートンのセブン・チャンス」を鑑賞しました。
この映画でのバスター・キートンを観ていると、最もオーソドックスなスラップスティック・コメデイの演技とは、まさしく、これなのだと思えてきます。

バスター・キートンは、グレート・ストーン・フェイス、つまり、偉大なる無表情と呼ばれたそうですが、まったく無表情なのですから、すべては身体を動かして表現するほかないことになります。

ところが、よく観ると彼には小さな動きの演技はあまりないので、必然的に演技は大きく、なおかつ、猛烈なスピードを持って展開されることになります。
この映画を観て、あらためてスピードのないスラップスティツク演技なんてのは、スラップスティックとは言えないなと思ってしまいます。

この映画の最大の見せ場は、後半にやってきます。

前半の求婚をめぐるお話も、キートンらしく不器用で直線的で、それはそれなりの面白さを持ってはいますが、しかしこの前半は、例えば他のコメディアンが演じても、それぞれの持ち味に応じた面白さは出るだろうと思われます。

ところが、キートンが雲霞のごとき花嫁候補の群れに追われる後半は、キートンならではの面白さが一気に爆発します。
野越え山越え、ひたすら逃げ続けるキートンは、その疾走が紛れもなく全力疾走であることで私を驚かせ、その起き上がり方の素早さでアッと言わせてくれます。

キートンは、決して手を抜いたり、ふざけたりしません。
世界中の誰よりも真面目に、スラップスティック演技に全身全霊を捧げているのです。
キートン喜劇の面白さ、可笑しさは、まさに彼の生真面目から生まれてくるものだと思います。

彼の映画の笑いは、押しの一点張りが成功した時にめざましいものになります。
それは、チャップリンのような緩急自在の呼吸から生み出される笑いとは、まったく違う笑いなのだと言えると思います。
dreamerさん [DVD(字幕)] 8点(2019-03-12 22:55:45)(良:1票)
2.うわー、このBGMは本作に対する冒涜としか思えない。確かにサイレント映画。でも耳を澄まして映像だけ見ていれば、聞こえてくるはずの音をBGMが全部消してくれています。次にご覧になる方には、ボリュームをゼロにして鑑賞されることをおすすめします(困難な提案)。ワタシが視聴したDVDは、世○ク○シック名画100撰集のヤツです。残念すぎる。内容は、早くレビュワー30人を超えて、ベストランキング20位以内に入って欲しい、ってなもんです。走れ!キートン!
なたねさん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-01 21:22:12)
1.《ネタバレ》 相変わらず大勢の追っ手からひたすら逃げまくっているキートン。逃走中はいつもいろんな危機が彼を襲うのだけど、本当によくここまでそのアイディアが出てくるものだなぁと感心させられてしまいます。
前半での結婚相手を探すシークエンスは、あのように手当たり次第に求婚し片っ端から振られてゆく姿は本当ならば笑えるシーンなのでしょうけども、自分も30代で未だ独身の身でありますので、素直に笑えないところでもありました。
最初の方で、メアリーがキートンに向けて書いた手紙が「他の人と結婚すればいいわ」と書いておきながらその後で「今日は1日家にいます」と、心がまだ離れていないのを遠回しに伝えようとするのが洒落ていて良かったですね。
それよりも、凄いのはやはり後半の怒涛の逃げ回るシーンでしょう。キートンがぶら下がっているクレーンを追いかけてきた女が操縦し、死んでしまったと思われていたところにキートンが彼女らの目の前にノコノコと現れたところで笑ってしまったのですが、このちょっと前で、これは自分だけかもしれませんが、キートンを死なせてしまって悲しんでいたときの女の台詞「You've killed him.」の日本語字幕が「やだ、死んじゃったわ」と軽い感じの表現だったのも面白かったです。
序盤で出てきた犬が最後に再び登場して、仕上げのオチをバッチリと可愛らしく決めてくれていたのもGood!
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2011-08-01 10:53:56)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 8.62点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
628.33%
728.33%
8416.67%
91145.83%
10520.83%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review3人
2 ストーリー評価 8.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review3人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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