3.《ネタバレ》 「枯れ葉」に続き二回目のカウリスマキ作品鑑賞... この監督にハマってしまいそうです。
実に約25年前の作品、「枯れ葉」の様な、現実は辛いけど何となく暖かい視点で物語が運ぶのかと思っていたら、
まさかのブラックな展開でビックリしましたが、行間の多い観る側に色々と思慮・想像させる語り口は同じでした。
そして、「枯れ葉」に於けるロシアのウクライナ侵攻と同じく、本作では中国の天安門事件が間接的に見る側に色々と考えるきっかけを与えてくれています。
朴訥な語り口、紡ぎ出される映像は抽象的ながらも、しっかりと社会派である所も好みです。