張込み(1958)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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張込み(1958)

[ハリコミ]
1958年上映時間:116分
平均点:6.39 / 10(Review 28人) (点数分布表示)
公開開始日(1958-01-15)
ドラマサスペンスモノクロ映画刑事もの小説の映画化
新規登録(2003-10-05)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-08-01)【イニシャルK】さん
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監督野村芳太郎
助監督山田洋次
キャスト大木実(男優)柚木隆男
宮口精二(男優)下岡雄次
田村高廣(男優)石井
高峰秀子(女優)横川さだ子
高千穂ひづる(女優)高倉弓子
浦辺粂子(女優)繁子
小田切みき(女優)
内田良平(男優)山田
松本克平(男優)横川仙太郎
多々良純(男優)佐々木
藤原釜足(男優)弓子の父
北林谷栄(女優)信子の母
芦田伸介(男優)捜査課長
近衛敏明(男優)捜査係長
小林十九二(男優)洗濯屋
大友純(男優)飯場の人夫頭
末永功(男優)血液銀行係
松下猛夫(男優)刑事
山本幸栄(男優)町工場主人
菅井きん(女優)下岡満子
今井健太郎(男優)巡査
竹田法一(男優)関西弁の男
山本和子(女優)秋江
文野朋子(女優)弓子の母
原作松本清張「張込み」
脚本橋本忍
音楽黛敏郎
企画小倉武志
配給松竹
編集浜村義康
録音栗田周十郎
その他川又昂(HDデジタルリマスター版映像監修)
近森眞史(HDデジタルリマスター版映像監修)
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7.張り込みという刑事ものの中ではやや地味な印象のある題材なのでちょっと退屈するのではないかと思っていたが、橋本忍のよくねられた脚本と野村芳太郎監督のきれのある演出のおかげで大変見ごたえのある映画に仕上がっていて非常に面白かった。もちろん主役の二人の刑事を演じる大木実と宮口精二はじめ、高峰秀子など俳優たちもいい。それほど多くない出番だが、重要な役で先日亡くなられた田村高廣も出演している。好きな俳優の一人だっただけに亡くなってしまったのが非常に惜しい。心からご冥福を祈りたいと思う。
イニシャルKさん [ビデオ(邦画)] 8点(2022-07-30 16:34:48)
6.《ネタバレ》 映画の前半で、どっかで観たことある映画だなぁとデジャブを感じたら、
ヒッチコックの「裏窓」(1954)だと気づいた。

でも後半、ついに動き出してから、一気に映画が動き出す。
そして見失いそうになると、ここまで張り込んだのに、逃したら間抜けな刑事だと
見方の厳しいサスペンスになっていく。
でも下手な銃撃戦もなく、きれいに幕。
でも東京ってやっぱり怖っと思ってしまう内容だった。
清張の「顔」もそうだけど、都会での挫折って北九州出身の彼のポイントだよね。
トントさん [DVD(邦画)] 8点(2019-03-23 10:47:10)
5.《ネタバレ》 50年代という自分が知らない日本が描かれているので、それだけでも映像に惹き付けられたが、それだけではない不思議な魅力をもった作品。
大して動きもそれほどない日常や、刑事が汗を拭うシーンが描かれているだけにも関わらず、なぜこれほど惹き付けられるだろうか。
清張の原作、野村の演出、橋本の脚本の見事な融合によって傑作に仕上がっている。
本作を観ると、“人間”というものが上手く描かれていると感じられる。
まず、『人間というものはよく分からない』ということが分かる。
7日間の張込みで人間の本質を理解できないのは当然のことではあるが、一緒に暮らしている夫の銀行員は何年一緒に暮らしても、さだ子を理解できないだろう。
ひょっとするとさだ子自身も自分のことを理解していなかったかもしれない。
自分の奥底に潜むパッションが爆発するということを彼女自身が分かっていたとは思えない。
何年も変わらぬ日常を経験したさだ子だからこそ、3年前のさだ子とは異なる決断ができたのだと思う。
ただし、“時間”というものがその決断を許さなかったようだ。
また、『人間というものは楽観的に解釈する』ということも本作の特徴かもしれない。
人間は、今この時に動かなくても、将来はきっと明るい未来が開けていると都合よく解釈してしまうものだ。
しかし、現実はそれほど甘くはないようだ。
将来を楽観視するのではなくて、行動するのは“今”なのかもしれない。
行動して失敗することもあるだろうが、行動しなくて後悔するよりも行動して後悔する方がマシだ。
急いで電報を打った柚木からそのように感じられた。
たとえ失敗したとしても、またやり直せばよい。
六本木ソルジャーさん [DVD(邦画)] 8点(2009-11-21 22:25:46)
4.《ネタバレ》 高峰秀子演じる普通の主婦が映画が進むにつれ何故か妙に色っぽく見えてくる。貞淑で薄幸な人妻に隠された過去と衝撃的な展開。特に昔の恋人にブチューっとするシーンは、並みのAV以上のエロっぽさがある。張り込みをしている二人の刑事のまったり感も◎。
パオ吉さん [DVD(邦画)] 8点(2009-08-27 00:46:30)(良:1票)
3.主役の刑事に人間的魅力が全く欠けていた清張原作同年製作「点と線」より、大木実演じる刑事自身の苦悩がちゃんと点出されている分、映画としては数段こちらの方が上ですね。自分が敬愛してやまない日本一の名女優、高峰秀子が出演しているのも大きなプラス材料。木下・成瀬映画では常にヒロイン役の彼女が、こういった助演的役どころを演じるのは珍しいかもしれません。ごく普通の白エプロンの主婦を何気なく演じていても、画面に姿を見せるだけで彼女ならではの存在感や品格が作品自体にも厚みを持たせているのは流石。自分の清張原作映画ベストは本作と「疑惑」、ここには登録されてませんが「顔」「天城越え」あたりかなあ・・・。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 8点(2006-10-28 14:47:21)
2.タイトルの出方がほんとに粋でいいですねぇ。刑事たちの下宿先の奥さんが、刑事を不振人物と間違えて怪しみだすというエピソードなど、笑いもあって楽しめました。実は刑事たちも見張られていたという(^^)。後半はなんだか考えさせられました・・・。
ゆうろうさん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-05 09:26:10)
1.同じ野村芳太郎監督の「砂の器」の影に隠れがちな作品ではあるが、これもまた見応えのある作品に仕上がっています。まずはこの作品、宮口精二と大木実といった2人の刑事が素晴らしい!そしてまた犯人を追い詰めるまでの展開もなかなか良く出来ていてサスペンス映画としての完成度もなかなかのものです。
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-12 22:00:59)
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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 6.39点
013.57%
100.00%
200.00%
313.57%
413.57%
5414.29%
6414.29%
7932.14%
8725.00%
913.57%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 4.00点 Review2人
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