火火(ひび)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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火火(ひび)

[ヒビ]
2004年上映時間:114分
平均点:6.78 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-01-22)
ドラマ伝記もの
新規登録(2004-11-27)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2019-05-05)【イニシャルK】さん
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監督高橋伴明
キャスト田中裕子(女優)神山清子
窪塚俊介(男優)神山賢一
黒沢あすか(女優)牛尼瑞香
池脇千鶴(女優)長坂みどり
遠山景織子(女優)神山久美子
岸部一徳(男優)石井利兵衛
石田えり(女優)倉垣幸子
山田辰夫(男優)
塩見三省(男優)
鈴木砂羽(女優)看護師
吉井怜(女優)
原史奈(女優)
東ちづる(女優)(特別出演)
石黒賢(男優)(特別出演)
寿美菜子(女優)
脚本高橋伴明
音楽梅林茂
作詞なぎら健壱『愛の絆 アメージンググレース』
主題歌りりィ『愛の絆 アメージンググレース』(クレジットは「りりィ-洋士with深沢剛」)
撮影栢野直樹
立木義浩<写真>
美術金勝浩一
編集菊池純一
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1.《ネタバレ》 求道者の激しさを表現したいのか、清貧の美徳を説く物語なのか、いやもしかしたら、骨髄バンクの紐付き映画かもしれないぞと、一瞬戸惑うところもあったが、それでも終わりまで淀み無く見せ切ってしまうのは、ひとえに田中裕子の演技力の賜である。「女性版ハードボイルドが作りたかった。」高橋伴明はそう言っている。この映画、確かにハードボイルドの真髄である「覚悟」を描いている。田中裕子という女優は「覚悟」を表現するのが上手で、その反面、時に冷酷さを感じさせる所のある人だが、高橋伴明の丁寧な演出がそれを救っている。例えば、結婚式に欠席したこと、孫の誕生に祝福の態度ひとつ見せない母親に対して、娘が苦言を呈した後の切り返しのシーン。清子は「この金をきれいにしてからものを言え!」と、これまでに娘にかけた全経費が記されたノートを眼の前に叩きつけて啖呵を切る。このシーン、これで終わっては、田中裕子のキツさだけが残るところだが、監督は次のような場面を繋ぐ。夕焼けの庭を、子守唄を謳いながら孫を負ぶって歩く清子の遠景。その姿を、軒下で寝そべりながら団扇を仰ぎ、ちょっと恨めしそうな目つきに見ている娘のカット。台詞はないが、全てをフォローしているのである。思わず巧いと唸ってしまった。
ヒロポンさん [DVD(邦画)] 8点(2006-07-24 12:49:54)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.78点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4111.11%
5111.11%
6222.22%
7222.22%
8111.11%
9222.22%
1000.00%

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