2.《ネタバレ》 主人公には幼い息子がいる。飛行記事故で一年半前に死んだらしくて、ビデオ観たりで、ずっと悲しんでいる。カウンセラーにかかり、悲しみを忘れようとしている。
だが、息子のビジュアルが鮮明である。
だから、最初から存在しなかったとなるのはおかしい。そう、観客だって気付く。
つまり、主人公の記憶は正しいと最初から暗示されている。
じゃあなぜ周りは、息子を知らないというのか。
そこで宇宙人の陰謀説ですよ!
ビックリした。そりゃないよ~。
女性刑事さんがどうなった? 心配になった(フィクションだけど)。
さて個人的に、この映画の致命的欠陥は、登場人物に魅力がないこと。どの人物も、スピンオフ映画を観たいと思わない。たとえば『ディープブルー』のコックなら、スピンオフ映画を観たい。そんな人物が一人もいない。主人公と息子のキャラ、娘を亡くした(という設定の)男も魅力的じゃない。
ずっと観たかった映画。もう13年前か。評判が悪いのは知っていた。観てよかった。
やっぱりね、宇宙人の陰謀でしたはダメだ。何だってありパターン、の一つだから。
【追記 2018年5月19日】
一年ぶりに再見。泣けたから(7点から)8点に変える。
大切な人の死が納得できない人が観たら、夢中になる映画の気がする(あるいはペットの死も)。