1.清水金一、シミキンの映画をようやく見ることができました。戦後の世相を吹き飛ばすような喜劇性に対する評価は目にしていたのでシミキンというフレーズだけが一人歩きしていた私は、フィルムで実像を見ることができ心はニコチャンマークです。この映画はさらに監督が川島雄三で、ナマズ島の未開人と開発を目論む都会人の対立を歌や踊りにのせバカバカしくナンセンスに描きながらも人間風刺を散りばめ、ややコッテリとするところをシミキンのカラッとしたコメディ性で引き締めるといった豊かな映画になっております。シミキンの映画をもっと手軽に見ることができるようになればね~・・・ねぇ市民諸君。