空中庭園のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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空中庭園

[クウチュウテイエン]
Hanging Garden
2005年上映時間:114分
平均点:5.84 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-10-08)
公開終了日(2006-05-01)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2005-04-19)【鉄腕麗人】さん
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監督豊田利晃
キャスト小泉今日子(女優)京橋絵里子
鈴木杏(女優)京橋真奈
板尾創路(男優)京橋貴史
國村隼(男優)京橋絵里子の兄
瑛太(男優)テヅカ
今宿麻美(女優)サッチン
勝地涼(男優)森崎(モッキー)
ソニン(女優)ミーナ
永作博美(女優)飯塚麻子(特別出演)
大楠道代(女優)木ノ崎さと子
原作角田光代『空中庭園』(文藝春秋刊)
脚本豊田利晃
作詞UA〔歌手〕”この坂道の途中で”
作曲ヨハネス・ブラームス交響曲第3番ヘ長調作品90より第3楽章
主題歌UA〔歌手〕”この坂道の途中で”
撮影藤澤順一
製作石川富康
椎名保
アスミック・エース(「空中庭園」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「空中庭園」製作委員会)
ポニーキャニオン(「空中庭園」製作委員会)
企画森恭一
配給アスミック・エース
美術原田満生
衣装宮本まさ江
編集日下部元孝
録音北田雅也(音響効果)
照明上田なりゆき
あらすじ
京橋絵里子(小泉今日子)は子供のころ、母親のせいで辛い思いをした経験から、自分が結婚したら良い母親になって何事もつつみ隠さず、できるだけすべてのことを分かち合う明るい家庭を作ろうと決意する。そしてついに理想の家庭を築く事に成功した・・・・ように思えた。主演女優賞を受賞した小泉今日子の見事な壊れっぷりに注目。
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4.《ネタバレ》 隠し事を一切しないのが家族のルール。小泉が創り上げたユートピアは、ソニンに言わせれば「幸せな家族を演じる学芸会」です。それでも彼女は構わないといいます。ウソもバレなければウソじゃない。それはある意味正しいです。ただ危険な思想でもあります。真実は意味を持たないということだから。小泉の記憶、その母の記憶。共に自身に都合の良いように改ざんされていました。小泉母の「繰り返し、やり直し」呪文のような言葉。いくらでも事実は、記憶の中で書き換えられるのです。血の雨に打たれて泣き叫ぶ小泉。それは彼女の生まれ変り。綻びが露呈した家族の“やり直し”の儀式。息子のカレンダーに記された赤い丸。「そうか私の誕生日だったんだ」そう考えれば全ては丸く収まります。母のためにプレゼントを持ち寄る家族。でも、それが現実だと裏付けるものは何もありません。自分には、単純なハッピーエンドだとは思えませんでした。ただ仮に妄想だったとしても、希望であることに変わりはありません。どこの家庭だって、多かれ少なかれ問題を抱えています。完璧な家族なんて存在しません。家族みんなが健康であること。これで十分幸せなんじゃないでしょうか。小泉の“やり直し”が、“事実を書き換えること”ではなく、“自身の価値観を変えること”であって欲しいと願います。そう、息子とソニンのやり取りが印象的でした。「南向きの窓は、みんなに光が届いて幸せになるためのもの?」「違うわよ。洗濯物が乾くようによ。」幸せの“かたち”に囚われる必要はありません。キャストは満点クラス。特に小泉と永作がめちゃくちゃ上手いです。凝ったカメラワークや演出については、少々煩い気もしましたが、トータルバランスが取れていたのでOKでしょう。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-06 19:59:45)(良:2票)
3.《ネタバレ》 淡々と正常なプラグが外れて行き、壊れていく母親。そこには何があるのだろう。強迫観念のように良き母になろうとした母親は、正しいことばかりを貫き、それでも自分の思い通りに転がってくれない他の人間(家族)に溜まっていたものを爆発させていく。隠し事を作らない家庭の中は、実際隠し事だらけ。言わなくてもいい事を話し、言わなければならないような事を隠す。嘘はない、嘘は許さない、そんな強すぎる思いやルールが家族を家族にとどめていることを難しくさせた。家族とは何でも言い合える仲である方が良いに決まっているけれど、それは「言わなければならない」状況では言いたくもなくなる。むしろ「いやなら言わなくてもいい」という状況であったほうが人は話しやすい。どこかでその境界線を見失い、思い込む。正しいことだと。そして本当に隠し事が一切なくなったとき、心にあったものをすべてさらけ出した時、家族は以前のように押さえつけるものがなくなり、自由になり、本当の家族になった。凄い映画だった。
ボビーさん [DVD(邦画)] 8点(2006-12-09 17:47:06)(良:1票)
2.《ネタバレ》 飛び降りて無くてよかった----って感じですね。最後のあのタメはきつかった~もしいなかったら1点くらいですよホント。嘘偽りが全くない家族って幸せなのっていう作品ですが、最初の家族団らんのシーンと、中盤のいろいろわかって来た後の家族団らんが、全く違う印象を受けるのがスゴイ。気持ち悪い。そして一回の食事で母親の作ってきた物は壊れ、、そっからぶっ壊れる小泉今日子が怖い。スゴイ。一番良かったのはバスの中での母親抜きの会話。今までが異質だったせいか、すごい普通の家族の会話に聞こえる。良かった
マキーナさん [DVD(邦画)] 8点(2006-11-23 20:07:27)(良:1票)
1.《ネタバレ》 豊田利晃の作品って「青い春」にしても「ナイン・ソウルズ」にしても、こう、ザラザラ、ヒリヒリした感触、違う言い方をすると「救いのなさ」をトコトン追求するような所があった気がする。そんな彼がこういう「家庭の崩壊と再生」を描いたのにはちょっとびっくりした。技術的な面でも(って、大して分からんけど)ゴツゴツした、荒削りな作風だったのが、とても成熟した、繊細な表現になっていると思う。生きる痛みに溢れた、でも希望のあるラストが良かった。あと、豊田道倫の暗黒フォークをBGMにしてドライブする永作博美、恐過ぎ(笑)。
ぐるぐるさん [DVD(邦画)] 8点(2006-09-19 18:19:06)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 5.84点
000.00%
113.23%
200.00%
326.45%
4412.90%
5619.35%
6619.35%
7619.35%
8412.90%
926.45%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.66点 Review3人
2 ストーリー評価 4.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.25点 Review4人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 3.00点 Review1人
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