皇帝ペンギンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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皇帝ペンギン

[コウテイペンギン]
The Emperor's Journey/March of the Penguins[米]
(La Marche De L'empereur)
2005年上映時間:85分
平均点:5.98 / 10(Review 53人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-07-23)
ドキュメンタリー動物もの
新規登録(2005-06-03)【ヴァッハ】さん
タイトル情報更新(2008-09-01)【イニシャルK】さん
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監督リュック・ジャケ
ロマーヌ・ボーランジェ母ペンギン(フランス語版)
シャルル・ベルリング父ペンギン(フランス語版)
ジュール・シトリュック子ペンギン(フランス語版)
モーガン・フリーマンナレーター(英語吹替版)
石田ひかり母ペンギン(日本語吹替版)
大沢たかお父ペンギン(日本語吹替版)
神木隆之介子ペンギン(日本語吹替版)
脚本リュック・ジャケ
主題歌Chara「光の庭」(イメージソング)
配給ギャガ・コミュニケーションズ
あらすじ
皇帝ペンギンたちは産卵のために南極の聖地へ向うため、なんと100キロ近くの距離を行進する。産卵を終えると、卵を父ペンギンに託した母ペンギンは、エサを求めて再び行進を開始する。そのあいだ父ペンギンはマイナス40度の極寒の場所で半年ちかく絶食状態で卵を守り、妻が戻ってくるのをひたすら待ち続ける。異色のフランス映画、そして命がけの天然ラブストーリー。
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7.《ネタバレ》 NHK、あるいは日本でも見ることが出来るBBCなど海外の製作のドキュメンタリーなど、
ペンギンの生態を追うドキュメンタリーを見る機会は少なくない。
その中でも本作はペンギンを擬人化したナレーションをつけた異色作です。
これは評価が分かれるところであり、実際にアメリカ公開版は
オリジナルの擬人化ナレーションを採用せず、モーガン・フリーマンが新たにナレーションを担当しました。
見比べてないのでどちらが良かったのかは分かりませんが、夫婦が愛を語るフランス語の響きは映画的であり詩的でもある。
時にはロマンティックでもあり、赤ちゃんペンギンの姿とそのナレーションは微笑ましくも危険がいっぱいで不安げ。
過酷な氷に覆われた南極で大移動をし子育てをする彼らの中には途中で仲間とはぐれたり力尽き倒れる者もいる。
天敵に付け狙われ怯えながらも逞しく成長していく赤ちゃんペンギンの姿も本作は優しく見つめる。
製作者がペンギンの心に寄り添おうとする優しさが随所に感じられる作品です。
とらやさん [DVD(字幕)] 8点(2016-08-23 20:10:10)
6.《ネタバレ》 某DVD屋さんで「皇帝ペンギンをお願いします」「はい、わかりました」で意気揚々と家に帰って見たら意外にも下ネタや卑猥なギャグが連発。みなさんのレビューを見て何かおかしいと思って(気付かなかったのか)パッケージを見たら「童貞ペンギン」。想像してください「・・・・・・・」その時の僕の気持は南極に立ち尽くす雄ペンギンの姿でした。ただこの「童貞」と「皇帝」の2作品を見て思った事は、動物の営みを人間がどう解釈するかは自由だということ。見方を変えれば下ネタにも感動物語にもなる。映画というものは「出来事(現実架空問わず)に意味を与える」エゴという名の芸術なんだと僕は思う。実際のところペンギンは鳥類だから子育てなんて愛情でなく本能だと思うが、動きまわるペンギンを玩具にとったフィクションの感動物語とすれば、映像といい「奇跡の海」に通じる不条理な世界で不条理ながらも一途に突っ走る登場人物の姿を垣間見れる物語といい、悪くはないと僕は思う。
はち-ご=さん [DVD(吹替)] 8点(2008-10-24 23:09:21)
5.胡散臭い環境保護系メッセージなんか入れず、純粋に皇帝ペンギン達の種の保存に焦点を絞ったのが良い。彼らが20日間かけて100kmもの道のりを行進するのも、父親が3ヶ月以上絶食するのも、-40℃の極寒にひたすら耐え続けるのも、全て子孫を残す為。子供をもうけ、一人前に育て上げるというのは命がけの仕事だということを改めて考えさせられました。「不健全」の代表みたいな私が書くのもなんですが、やはり子供を持つということは生物として非常に「健全」だと思いましたね。また、擬人化したナレーションという「演出」が施されてますけど、「WATARIDORI」みたいな嘘臭さは感じず、「子孫を残す」という本能をそっくりそのまま「ヒトの恋愛」に当てはめられるのが楽しい(出来ればフランス語&字幕で観て欲しい。英語や吹替えより、ずっとロマンティックな印象になる筈)。そして全編をメルヘンチックに彩るエミリー・シモンの楽曲がまた最高でした、8点献上。
sayzinさん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-22 23:02:44)
4.子育てが大変なのは人間だけじゃない、ってことが、よおぉっくわかる作品。よおし、ペンギンに負けないようにがんばるぞ~。それにしても求愛のシーン、こりゃほとんどポルノだ、赤面しちゃったよ。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-06 22:41:37)
3.あまりに綺麗でCGかと思っちゃった(毒されてる)ほどの南極、厳しい自然の中で生き残っていくために繰り返されてきた術、彼等にとっては本能の赴くまま繰り返してきた営みではあるが、荒んだ世の中で嫌な事件ばかり毎日ニュースで聞かされていると、当たり前の親子関係をペンギンでしか味わえず、ペンギンに癒しを感じてしまう。この映画は親をバカにする様な世の中の生意気な子供たちに、親がどんな想いで子供を育てているのか良く見て欲しいものです。前日「デイ・アフター・トゥモロー」を見たがCGまみれ全てがウソで塗り固められた絵で説得力を感じない、一方本作の方がウソのない真実に見える、ペンギンの方が自然・親子・愛を感じるんだよなあ。
亜流派 十五郎さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-21 21:26:51)
2.「親子の絆の感動ドキュメント」というふれこみでしたが、私としては、確かに頑張ってるけど、ペンギンさん達のたくましさとキュートさだけでは少々物足りないなあという気がしました。どうせなら世界残酷物語みたいなヤラセ見え見え、大げさなナレーションでやってほしかった。例えば、誰かが行進からはぐれたら「原爆実験の放射能の影響でこのペンギンは方向感覚を失い、群れからはぐれてしまった。はぐれたペンギンは疲れ果て死んでしまう。このペンギンは最期に、群れのもとにたどり着いた幻を見ただろうか?」とナレーションがついて、次のシーンではひっくりかえったペンギンがあっと言う間に骨だけになってしまう・・・という演出はどうでしょう?
シェリー・ジェリーさん [映画館(吹替)] 8点(2005-08-06 14:08:38)(笑:1票)
1.真っ白な南極の世界へつれてってくれるのはとても貴重な体験でした。あんな世界が地球にあるとは、一度歩いてみたいですね。寒いのは嫌ですが。
で、内容。えー、多分、「極寒の地でたくましく生きるいたいけな姿のペンギンさんたちの、生きることの残酷で不思議な真実の生態のドキュメンタリー」を伝えようと、製作者達は必死に映画を撮っていたんだと思います。
でも、実際、ペンギンたちは本当に過酷な生活を送っているのだろうか?もちろんそんなこと人間には一生わからないことなのだが、映画を観ていて僕は「こいつら、あんまり辛くないんじゃないか?」と思いました。それはおそらくペンギンの演技が下手だからです。「もっと辛そうに!」っていう監督の指示をちゃんと聞いていたのでしょうか。それと、過酷さを演出する音楽とナレーションが、逆効果だったと思います。ナレーションが「母ペンギンは、吹雪の中、凍りついた海を求め歩く・・・」とかテンション低く語っているのに、肝心の俳優は、ペタンコペタンコ愛らしく列になって歩いている。こういったなんか“温度差”があるんです。
だから例えば「何でこいつら毎年寒い時期に限ってこんなところに集まってくるんだろうね、馬鹿じゃね?」とか「おなかで滑っていけるなら最初から歩いてないで滑れピッコロ」とか「あららー、雛がカチコチですねー」といったぐあいに、逆に反転色の演出をつけていけば、伝えたかった過酷さ、生命の尊さ、ペンギンの愛らしさが出来たのではないか。せっかく映画なんだから、テレビでは出来ないような虐待的なナレーションくらい聞かせてほしい。
no_the_warさん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-29 01:20:23)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 53人
平均点数 5.98点
000.00%
111.89%
211.89%
300.00%
4713.21%
5916.98%
61324.53%
71426.42%
8713.21%
911.89%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.88点 Review9人
2 ストーリー評価 6.00点 Review10人
3 鑑賞後の後味 6.36点 Review11人
4 音楽評価 6.08点 Review12人
5 感泣評価 5.33点 Review9人
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【アカデミー賞 情報】

2005年 78回
ドキュメンタリー長編賞 受賞 

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