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君と別れて

[キミトワカレテ]
1933年上映時間:60分
平均点:9.12 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(1933-04-01)
ドラマラブストーリーサイレントモノクロ映画ファミリー
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タイトル情報更新(2024-02-11)【イニシャルK】さん
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監督成瀬巳喜男
キャスト吉川満子(女優)菊江
磯野秋雄(男優)義雄
水久保澄子(女優)照菊
河村黎吉(男優)照菊の父
突貫小僧(男優)照菊の弟
小藤田正一(男優)学生
飯田蝶子(女優)芸者屋の女将
若水絹子(女優)芸妓
日守新一(男優)
江川宇礼雄(男優)
小林十九二(男優)
原作成瀬巳喜男
脚本成瀬巳喜男(脚色)
製作松竹
配給松竹
美術浜田辰雄(舞台設定)
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2.心が内に籠もってくるとロングショットになる魅力。母が、自分の職業を息子が嫌っているのでは、と述懐する橋のシーン。登場人物が周りの風景が目に入らなくなってきたところで、逆に観客にその周囲の風景をぱっと広げて見せてくれる。その人物の心細さや、満たされない辛さが、ふわっと浮き上がり品のいい湿り気を帯びて見えてくる。あるいは田舎の海岸で、若い二人の会話をカットバックで切り返し、微妙に互いの心を探り合っている緊張を高めていって、ついに水久保澄子が「どこか一緒に行ってしまいたい」と言ったところでロングショットになる。この効果は絶大で、変に役者に表情を作らせるよりももっと自然に、次の「嘘よ、嘘よ」につなげることが出来る。相手との緊張が高まった果て、ハッと内に籠もる瞬間をロングショットで描いたわけ。後年になると道が奥に続いているシーンでのロングショットが絶品なんだけど、これでは先に挙げた橋のシーンに至る部分で一回あった。吉川満子と水久保澄子が長い影を道に横たえながら奥へ歩んでいくカットの美しさに陶然。これは成瀬自身のストーリーなのね。母と息子、父と娘とが対になっているけど、どちらも男がだらしないんだ。突貫小僧が相変わらず笑わせる。『生れてはみたけれど』の翌年か。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2013-01-11 10:18:43)
1.《ネタバレ》 ヒロインの水久保澄子嬢がホント可憐で、あまりに切な過ぎるラストは「俺から離れるな!どこにも行くんじゃねえ!!」と、ぎゅっと強く抱きしめてあげたくなるほど愛らしい。昔の日本映画の美人女優さんは、どうしても後年の怖い人役のイメージが自分の中で定着してしまっていて(たとえば高峰三枝子や岩下志麻)若い頃の作品を観ても、イマイチピンとこないケースが多いんですが、この水久保嬢早々と戦前にキャリアを終わらせた不幸な女優人生を送られたそうで、そのイメージは皆無。21世紀の今でも十分通用する美しさだと思います。しかも何年か前に流行ったアヒル口。成瀬監督の戦前のサイレント映画初めて鑑賞しましたが、戦後の秀作群まで一貫していた「ビンボー好き」はこの映画でも早くもその傾向が見受けられて嬉しかったですね。靴下の空いた穴とか、取れたボタンの描写とか、本筋以上に印象的。ふーん、この時代のヤンキー連中定番の格好っていうのは学ランにベレー帽を被る事だったんやね~。ナルホド。旬のスターの魅力を最大限に生かしつつ、映画としても優れている、しかも小津映画のような画面の窮屈さもない。やはり成瀬監督、私の好きな監督ナンバーワンの座は揺るぎませんね。この作品を観て、改めてその感を強くした次第。
放浪紳士チャーリーさん [インターネット(字幕)] 8点(2012-11-05 23:57:07)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 9.12点
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8225.00%
9337.50%
10337.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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