4.《ネタバレ》 久しぶりに観賞。後の寅さんや遥かなる・・・に繋がっていく佳品。ハナ肇の絶品さこそが松竹の宝「男はつらいよ」成立に寄与している思う。もうちょっとマイルドに渥美清へ、そこに山田洋次の成功への確信があったはずだ。この映画のラストを知っていると、「遥かなる山の呼び声」のラストがより感慨深くなるでしょうね。 |
3.「男純情の~♪」灰田勝彦が歌っていた「燦(きら)めく星座」なつかしい! その歌がぴったり?するような映画。ハナ肇をメインにした山田監督の映画はどれも好きだし、この映画は特に私のお気に入りだ。コメディとしては控えめだが、それでも愛ちゃんが笑ったときは私も笑ったし、ラストシーンは遥かなる山の呼び声とまではいかなくても感動的。そしてお役所つとめの切なさを漂わせる有島一郎のつつがむし演技はまさに絶品。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-02-19 23:20:30) |
2.なるほどね。こいつは楽しいや!いやあ、本当に楽しい!何が楽しいかって、そりゃあ、何と言っても主演のハナ肇が可笑しくて、可笑しくて、山田洋次監督の粋な演出とでも言うべきか、同じ山田洋次監督の「遥かなる山の呼び声」が好きな方なら間違いなく楽しめる筈です。こういう人情ものを撮らせると山田洋次監督は本当に上手い! 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-02 12:43:18) |
1.《ネタバレ》 本作はいわゆる「馬鹿」シリーズ(すごいシリーズ名!)の一つ。まさに寅さんのキャラの原点と思える主人公をハナ肇が熱演している。そういった意味でも価値ある一本。高度経済成長を遂げゆく日本人の「忘れた何か」を、その時代にいながらにして訴える姿勢には頭が下がる。ラストシーンは「遥かなる山の呼び声」を彷彿とする名シーン、ここもまた見所。年月が変わって役の立場も変わったハナと倍賞千恵子が「遥かなる~」の収録中にどんな会話をしたのか、想像するだけでも楽しい。それにしても、倍賞は美しい。 【やしき】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-11-30 21:57:55) |