11.《ネタバレ》 1955年のオリジナルも昔に観ているけど、これは全然別物といった感じです。まず短いシークエンスながらも、脱獄に成功するまでの刑務所の生活が怖い。隊列を組んで作業に向かう囚人たちの姿は、まるで『メトロポリス』の地下世界みたいです。カナダとの国境に面しているという設定である川沿いの町は、修道院も含めてなんとすべて一から造ったセットなんだというから驚き。デ・ニーロとショーン・ペンという二大演技派の競演は見応えがあるし、二人の組み合わせは19年後に撮られた『トラブル・イン・ハリウッド』の二作しかないので貴重です。ペンの演技スタイルというとキレやすい粗暴なキャラ(実際の本人もそうらしい)というイメージがあるけど、悪事は働くけどちょっとオツムが弱い根は善良なキャラを演じるのも上手い役者で、私は本作の若き日のペンは最高の演技だと思っています。考えてみれば、ハリウッドの三大名優、デ・ニーロ、ジャック・ニコルソン、アル・パチーノのすべてと共演してるんですよね、ダスティン・ホフマンとは絡みがないのはちょっと残念ですけど。いちおう舞台はNY州の北部の町という設定なんですが、アメリカにあれほどカトリック教会の影響が強い町があるなんてフィクションとはいえちょっと信じられないぐらい、まるでシチリアあたりのお話みたいです。かなりカトリック臭の強いお話だけど、さすがに名脚本家デヴィッド・マメットだけあってサスペンスを盛り込みながら上手くまとめています。ラストの橋上でのデ・ニーロとペンのハンド・シグナルだけの別れのシーンは、ちょっとジーンときました。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-12-31 22:09:06) |
10.まず、運動会の二人三脚はこれが元ネタかな? というやつ。 それから、柱が木である。階段が木である。手すりが木である。床が木である。ディズニーランドの世界。 『もののけ姫』『モアナと伝説の海』ばりに自然に癒されるやつである。 現代社会に疲れたときはこういうのを観る。私はこういうのは二夜連続で観る。 ショーン・ペン、『イワン・デニーソヴィチの一日』のアリョーシュカみたいだった。癒しである。 |
9.大御所なのに、こんな映画にいとも簡単に出てしまえるところがロバート・デニーロの素敵なところ。 |
8.ショーン・ペンがかわいかったです。「天使じゃない」だけど、本当に天使みたいですね。行列の前の演説は心打たれました。笑えて感動できる映画でした。 【無雲】さん 8点(2003-11-16 00:33:31) |
7.これはボギーの同名映画とどういう関係にあるんですかねえ。設定が一部似てる以外は全然違う映画ですな。どうもデ・ニーロの悪ノリ演技が気になって、ちょっとうんざりしながら観てたんですけどね、マリア像のエピソードがもうたまらなく好きで。手をとるシーンは涙出ましたよ。ボロっちい像の造形が秀逸。 【鱗歌】さん 8点(2003-08-31 13:33:24) |
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【aaa】さん 8点(2003-05-09 15:08:56) |
【艇王】さん 8点(2002-12-19 21:54:31) |
4.終わった後、ほっとする映画だと思います。デミ・ムーアもこのころはかわいいなあ・・。疲れないで素直に観れると思いますので、ちょっとした息抜きには最適だと思います。 【恥部@研】さん 8点(2002-12-09 12:01:48) |
3.なんだかとっても暖かくなる映画。脱獄犯な筈なのに何故か許せるところが面白い。俺は好きですね~ 【じゃむ】さん 8点(2002-05-11 02:12:47) |
2.リメイクだけど俳優の個性と演技は原作より上。楽しめた。 |
1.大好きな映画。泣けるし、笑えるし、心があったかくなる。観終わってほっとする。疲れたときに観たくなる。ラストはダブルミーニングの単語がキーワードとなっているので日本語訳だとちょっとツライのが残念。 【ねこ】さん 8点(2001-07-14 07:00:17) |