10.《ネタバレ》 小泉・寺尾コンビの第3作。 どの作品も共演する女性がいいが、ここでは深津が光っている。 健康的で、まぶしいくらいのお母さんを好演している。 その深津に対する寺尾の純粋さがまたいい。 80分間の記憶というのは、くどい設定だと思ったが、 観てるこちらが不愉快にならないくらいの抑えた演出で良かった。 受験の頃の数学の楽しさを思い出した。 また寺田の鉄則本でも買って、解いてみようかな(笑)? 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2021-04-04 21:00:17) |
9.うまい映画。 ちょっといいけどふだん食べないような素材を、素材が生きるように、万人受けするようにうまく料理したような映画。 自分の数学の先生だったおじいちゃんを思い出した。 変なじいさんだったけど、今となればいい思い出。 先生ってのは変な方が記憶に残っていい。 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-08-25 15:03:36) |
8.とかくむずかしいと敬遠されがちな数学だけど、博士やルートの神秘な数の世界の話を聞いているときっと好きになるかも。私自身完全数や友愛数など、結構勉強になった。 原作のすばらしさもだが、映画の雰囲気が実に良い。配役が良いのか監督が良いのか、その両方なのだろうと思う。 ところで些細なことかもしれないけど、数の字の筆順が違うのが気になった。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-07-14 08:27:40) |
7.《ネタバレ》 数学の哲学的、文学的な奥深さについての講義を受けているような感覚で鑑賞しました。文系人間でもその魅力は十分感じ取ることができました(吉岡秀隆の講義部分が非常にわかりやすくて良かったです)。 出演者たちの自然な演技や美しい風景も素晴らしく、心が癒される作品でした。 【TM】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-08-05 18:15:01) |
6.《ネタバレ》 数字の持つ神秘性のようなものを強く感じました。無限にある数字にはそれぞれ説明できないほどの深い意味があって、それらは全て限りない宇宙のような人の心に通ずるものなんですね。博士の愛した数式は<Eπi+1=0> 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-11 22:55:24) (良:1票) |
|
5.ありゃ、ずいぶんと評価低いなぁ~、、、。すごくいい映画でしたよ~。とても温かで、やさしい気持ちになれる作品です。博士とルート先生のお話、すごくためになります。オイラーの公式や、直線の話なんか、うまいことストーリーと合わさって、いやぁ、実にいい。原作が素晴らしいんでしょうなぁ。僕の学生時代にも、ああやって先生が教えてくれれば、数学嫌いにはならなかったかもしれないのにな~。 【あろえりーな】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-06-17 22:37:18) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 面白かった! 穏やかなトーンの映画なのに、息もつけないほど、ひきこまれました。テンポとか色彩とかが完璧で、丁寧につくられた作品だなあ、と。 各登場人物もとっても魅力的。僕が今まで評価していなかった吉岡も、ここではバッチリ! あんな先生の授業、受けたいなあ。 作品中に登場する数学が、また面白い!! 理数系の人はみんな知ってることなのかも知れませんが、文系の僕には、完全数も友愛数もネピア数も、とても衝撃的で、今から数学を勉強しようかな、と思わせてくれました。 映画として7点。数学の面白さに1点上乗せで、8点!! 【コウモリ】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-05-24 15:23:45) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 原作未読。自然に受け止めたい。絶望的な博士の症状をふまえた上で、この映画に限って悲壮感はいらないように思う。家政婦親子の心の成長を、この穏やかな数学者との関係において、決して諦めることのない心優しい繰り返しで描くことにより、雰囲気を含む物語の整合性がうまく表現されていたように思う。環境設定への不信感、矛盾、そして艱難を乗り越えて進んで行く進行を望むとしたら、それは違う作品に求めるべきと感じる。小泉監督の世界、好感。 【monteprince】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-10-21 00:47:12) (良:1票) |
2.なんていうか、これおもしろかった!!!っていうような映画でもないんですが、見終わった後がかなりすがすがしく、ほんわかしているというか。。。星空の美しさを言葉で伝えるのが難しいように、この映画のおもしろさを伝えるのも難しい感じ。いろいろ考えるとアレなんで、自然体で見るといいかも 【マキーナ】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-10-06 21:07:10) |
1.登場人物がみんな「ありのままを受け入れる」ということができる人たちだったので、辛気臭くなく、あたたかな気持ちになれたのがよかったです。この映画で大きな意味を持つのが数字です。普段から、駐車場に車を停める際など、駐車場スペースのナンバーをプロ野球選手の背番号と関連づけて覚えるなどしていた(例えば「55」だったら「松井」ね)ので、博士がことあるごとに野球の記録や記憶と関連づけて数を記憶しているところなんか、妙に楽しかったです。博士は短期記憶は失ってしまったけれど、数字を何かに関連づけて、記憶の連鎖を楽しんでいるようです。もしかしたら短期記憶をなくしてしまったから、数字でコミュニケーションをするという博士の夢のようなものが実現しているのかもしれません。数学の話といっても、『ビューティフル・マインド』や『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』のように、定理をみつけるといったレベルの高すぎる数学ではなく、生活の中で身近(とはいっても、それで何か役に立つことはないと映画の中でも言っている 笑)な数学が取り扱われています。私もルートや家政婦さんと一緒になって、数字の持つ不思議に驚いたり、美しさに感歎したり…。新しい仕事先で、家政婦さんが(冷蔵庫に向かって)「君を素数と認定する」(製造番号が素数だった!)と伝えるところなんか、とてもほほえましく、数字によって、何か便利になることはないけれど、でも生活の中で楽しむ、ひとつのエッセンスにはなっているんだなぁと感じました。例えばさっきもでてきた「55」という数字をとってもそう。「55」の自身と1以外の約数は「5」と「11」。どちらも素数です。「5」も「11」も孤高の数字で、日米の両球界でスターになっている松井秀喜に通じるものがあるなぁ~とか、こじつけなんですけれど、思考する楽しみみたいなものを教えてもらったような気がします。映画がとても面白かったので、本も読んでみました。本が伝えたかった内容と映画とは、かなりずれていますが、両方の解釈ともに楽しむことができました。 【元みかん】さん [映画館(邦画)] 8点(2006-07-15 00:16:24) (良:1票) |