5.《ネタバレ》 「地獄の黙示録」や「ダーティハリー」、「ロイ・ビーン」、「コナン・ザ・グレート」の脚本で知られるジョン・ミリアスが描くギャング映画。
世界恐慌が猛威を振るったアメリカで「ボニー&クライド」と双璧を成した「ジョン・デリンジャー」の生き様を描く。
「ベビーフェイス・ネルソン」や「マシンガン・ケリー」といった名だたるギャングも勢揃いだ。
警察官の死に物狂いの食らいつきに、犯罪者たちは「Gメン(政府の人間)」という呼称を付け警戒した。
物語は世界恐慌の起こったアメリカ。
前代未聞の恐慌がデリンジャーのような犯罪者を産む時代だった。
主人公は何処までも孤独な男だった。
民衆からは支持され、警察からは「社会の敵」として何処までも追いかけられる毎日。
どんなに派手なパフォーマンスをしようと、どんなに逃げようとも、彼の心は本当に満たされていたのだろうか・・・。
中盤の銃撃戦も中々楽しめる。
特に「ボニー&クライド」をガキ呼ばわりできるデリンジャーのキャラクターは良い。