3.《ネタバレ》 とても思い出深い作品。”タワーリング”で映画大好きになったわたしが
次に観にいった劇場作品がこれ。お母さんと一緒。
子供心にまあまあだと思う。しかし”タワーリング”と比べてだから超がっかりした記憶が。もちろん後年ビデオ買う。これがイイ!実はこども心に忘れられなかったのが、
映画が終わってからのエンドロール(っていうのか?)
シャイダーを正面からズームアップしていき、最後に”アイリメンバーエイプリル”流れるなか、ヘリコプターが緑のジャングルをスロウに飛んで行くのだ。確かにそうだったはずだ。子供心にもせつなくてロマンティックだった。しかし、ビデオではその一番観たかった最高のラストシーンがないのだ!
はるか南米の奥地の、場末も場末で落ちぶれ、疲れ果て果てた主人公は(シャイダー!)ラスト、場末のバーでボロ雑巾のような掃除婦おばあちゃんに、古いジャズをバックにいっしょにダンスを踊ってくれと言う。渋い!さびしい!往年の名作の存在を抜きに、この映画は最高。関係なし。とにかくキャスト、シチュエイション最高!渋すぎる。観ればわかる。アミドゥ!アルレティエリ!(アルレティエリは関係ないが)名前からして良い。舞台が、誰からも忘れ去られた南米奥地の僻地ということも、この映画自体の知名度というか存在の薄さもあいまって、非常にせつない感じで良い。熱帯奥地に、人知れず降る雨。”マナグア!””そんな処に行けるはずもない”うーん!せつない。 マックイーン、クインに並ぶ私の御贔屓俳優シャイダーの代表作。