12.涙の海に二人とも溺れてしまうと言った彼女に、泳げなかった彼が泳ぎを覚えると誓うシーンに感動、重苦しい物語にようやく光が見えたと思った。最初見たときはぶった切られるシーンが多くよくわからないことだらけだったのだが、もう一度見直して見てようやく理解できたように思う。前作の「死ぬまで・・・」以上のとても良い映画だ。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-02-28 23:59:30) |
11.油断して観ました。 サラポーリーとティムロビンスか~ふーん という感じで。 ツボでした。 こーゆー、なんというかこう独りで居る事が普通、というか つねにATフィールドを張っているというか そういう人間達のちらっとみせる人間らしさというか。。 冷たくて凍えてしまいそうな画面に 目が離せなくなり、もうこれは引きずる覚悟で 最後まで観たんですけど結構厳しいですね。 音の印象も少ない。 最後、あれで,ホントに良かったと思ったのです。 でも、あんまり人にはオススメはしないです。 【Pecco】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-07-25 01:38:13) |
10.クロアチア難民を演じたサラ・ポーリーがすばらしかった。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-06 13:26:34) |
9.《ネタバレ》 イイ映画だと思います。ティム・ロビンスって、別に好きでも嫌いでもない俳優でしたが、これを見てかなり好きな方に傾きました。大やけどしてベッドの上のシーンがほとんどなんですが・・・。実にいい味出しているのです、これが。大海原の孤島がごとく浮かぶ油田掘削施設、という設定がミソですね。ハンナの告白シーンですが、日の光に体の線がブラウス越しに透けて見えるところで「ただならぬ話」が始まる予感がします。でも、その内容は見る者の予感を大きく超える凄絶さで、痴情話の延長くらいにしか想像していなかったその「秘密」の内容に、ベッドの上のジョゼフ同様、激しい衝撃を受けます。そしてやはり、ハンナはブラウスを脱ぐのですが・・・。ジョゼフが回復後、ハンナを求めて訪ねるのは想像通りだったのですが、その後、ラスト近くの2人のやりとり「私の涙であなたは溺れてしまう」「泳げるようになるよ」でKOされました。ハンナの心を氷解させるのにはこの一言で十分だったのだと思います。こんなことイイ男に言われたら、女としては受け入れなきゃアホでしょう。ユーゴ紛争を下敷きにした重い映画とも言えますが、究極のラブストーリーだと、私は思いました。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-02 14:15:46) |
8.《ネタバレ》 世間体のため、お金のために結婚する人も少ないない世の中で、愛情からというよりも癒やしによってつながる結婚もあるのだろうなあと思いました。この映画を見るまでアルメニア人虐殺問題のことを知りませんでした。幼い子供を死なせた母親の生存率は、そうでない人より40%もあがるそうです。色々と考えさせられる映画でした。最近見た「プリンセス・アンド・ウォリアー」を思い出すようなつながり方でした。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-10 03:33:59) |
7.《ネタバレ》 とても温かな気持ちになれる映画。辛い過去を背負っている女性と、石油掘削施設に住む男性たちとのふれあいがとても自然で物語に惹きこまれる。看病した火傷患者に秘密を打ち明ける場面は、静かながら深い感動を残す。戦争が生んだ悲劇の爪痕が物語の核となっているのが印象的だ。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-05 10:08:38) |
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6.映像の美しさとやさしくも渇いた空気感にやられた。ただのラブストーリーとは一線を画す余韻が確かにこの映画にはある。あの秘密を聞いた以上、男ならほうっておけないと思う。 【マリモ125cc】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-08 17:00:19) |
5.《ネタバレ》 あの重たすぎる秘密が明らかになって、この映画の説得力が格段に増した。そこまで政治的、辛すぎる事柄にしなくとも、と思われる向きもあろうが、自分は逆だ。 |
4.《ネタバレ》 つらい経験を背負って生きていかねばならない場合、必然的に「息をひそめた生きかた」にならざるを得ないのではないか。外部の大きな力によって傷つけられた経験を持つものは、たとえその大きな力から逃れられたとしても、自分が傷つく可能性のある行為を試みようとはしないだろう。そうすると、つまるところ、自分の行動をおさえ、まるで高い標高で薄い空気を吸うような生をおくることにつながるのではないか? ただ、この映画のテーマは、そういったひそやかな生ではなく、そこからどう快復していくかを描くことにある。言ってしまえば、傷ついたもの同士が出会うことで、互いが救われることがありうるという事象をこの映画は描いている。単に互いの名前を呼び合い、呼びかけにこたえた相手に対して「なんでもないよ」と言い合うブランコのシーンや、主人公二人が再会するシーンなど、この映画には、人間の関係が生成していく原風景を見事に掬い取っている見事な場面がいくつかある。確かにある。 【wunderlich】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-27 21:10:24) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 既に書き込んでおられる【もとや】さんと全く同じ感想を持ちました!題名からは隠された重さを全然感じませんでしたが、終盤にわかる真実にはちょっと引いてしまいそうになりました。ティム・ロビンスの大きな愛情には じ~んとしました。 【うさぎ大福】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-16 19:48:51) |
2.《ネタバレ》 正直、「この邦題はどうなんだ?」と観終わった直後は思いました。「イザベル・コヘット監督作品の邦題はこの路線で行こう!」という方針なのかも知れませんが・・・・。この邦題から秘密の内容を勝手に「酷い失恋をしたのかな?」とか「自分の過失で大切な人を失ったのかな?」とか想像してしまっていたので、実際に秘密が明らかになった時は、爆弾を落とされたかのような衝撃を受けてしまいました・・・・・。 ただ、良く考えてみると、この感覚はまさにティム・ロビンスが受けたものと同じなんですよね。彼も恐らく軽い気持ちでハンナの秘密を聞き出そうとしていた筈ですから・・・・。そして、最初は第三者的にストーリーを追っていたのが、秘密が明らかになってからは完全にティム・ロビンスとシンクロしてしまいました。そう考えると、この邦題はこの邦題でありだなと思いますね(そこまで考えてるのかどうかは知りませんけど)。 今も、この世界のどこかで争いは起こっていて、ハンナのような秘密を抱えて生きている人が大勢いるということを決して忘れてはならないし、再び同じような過ちを犯さないようにしないといけないというメッセージが強く伝わってきましたね。 この監督の作風やセンスには脱帽です・・・・・。非常に重いんですけど、観終わった後不思議と爽やかな気持ちになった作品でした。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-05 18:47:06) |
1.《ネタバレ》 「秘密のこと」が想像していた以上に重かった。ハンナの心と体を深く傷つけ笑顔を奪ったのも人間の所業ならば、その傷を癒してあげられるのもまた人なのではないか?というような作品だったかと。いいやつばかりじゃないけど、悪い奴ばかりでもない的な。彼女のような深い傷であるかどうかはともかく、人は大なり小なり何かを抱えて生きているもの。涙で溺れてしまうのならば泳ぐ練習をすると言ったジョゼフの言葉が心に沁みる。ゆっくりでいい、その人の歩調で一歩ずつでも歩んでいければ。 |