夜ごとの美女のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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夜ごとの美女

[ヨゴトノビジョ]
Beauties of the Night
(Les Belles de Nuit)
1952年上映時間:87分
平均点:7.25 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(1953-12-23)
ドラマコメディモノクロ映画
新規登録(2007-06-04)【鳥居甲斐守】さん
タイトル情報更新(2022-03-16)【イニシャルK】さん
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監督ルネ・クレール
キャストジェラール・フィリップ(男優)クロード
マルティーヌ・キャロル(女優)エドメ
ジーナ・ロロブリジーダ(女優)レイラ
マガリ・ヴァンドイユ(女優)シュザンヌ
レイモン・コルディ(男優)ガストン
山東昭子シュザンヌ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
千葉耕市ガストン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
池田秀一クロード(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
弥永和子エドメ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
高島雅羅レイラ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
土井美加シュザンヌ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
峰恵研ガストン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沢りつお(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石丸博也(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大山高男(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
上田敏也(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ルネ・クレール
音楽ジョルジュ・ヴァン・パリス
撮影アルマン・ティラール
製作ルネ・クレール
美術レオン・バルザック
あらすじ
貧しい音楽教師のクロードは、現実の世界は嫌なことばかりなので、夢の中に癒しと救いを求めようとする。夢の中でクロードは、綺麗なお姉ちゃん達相手に愛を語り合うのだが…。1952年ヴェネチア国際映画祭国際批評家連盟賞、1953年フランス映画批評家連盟最優秀作品賞受賞。モノクロ。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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4.《ネタバレ》 現実世界では鳴かず飛ばずの作曲家、友人にはからかわれ、作曲は騒音で邪魔され、ピアノは持って行かれようとしている、そんな主人公が見た夢はまさに逃避。ある時は有名作曲家、ある時はアラブの軍人、またある時はフランス革命時の音楽教師、、、
ってな具合で現実と夢が怒涛のごとく展開するので気をつけていないといつの間にか夢や現実、はたまた違う夢に飛ばされてしまっているのですが、これがどうして一つ一つ見ていくとしっかりとストーリーがあるのでそれぞ見応えがあります。
特に、最後の、オーケストラの中でちゃっかり近所の連中が混じって掘削機やバイク、掃除機をかき鳴らしているシーン、石器時代まで戻ってしまった夢を、現代に戻ってくるまでに車で疾走、過去が次々に追いかけていくシーン。荒唐無稽でありながら、確かに夢ってこんな感じだよね、という妙なリアリティがあります。
その他でも、郵便配達員との会話を意図的に遮る音など、随所に面白い点が多々。とても面白い作品でした。
クリムゾン・キングさん [DVD(字幕)] 8点(2021-08-12 00:58:39)
3.《ネタバレ》 戦前の下町人情ものコメディのトーンを堂々と残しているだけでなく、さらにサイレント期のシュールリアリストとしての味もあって、クレールの映画人生を縦断したような眺め。夢の中でのオペラの序曲演奏、オーケストラの中に真面目な顔して近所の連中が加わり、削岩機やら掃除機やらそれぞれの騒音をかき鳴らしている、学校の悪ガキたちも入っている。あるいは夢と現実の関係、約束した時間に寝遅れると、夢の中でも美女を待たせてしまう。処刑の夢が待っているので、寝ないで頑張ろうとしたりする。こういった夢が変に律儀なところに、シュールの精神が感じられる。そしてラスト近く、夢の中の過去が時代を無視して混交しだし、それらを貫いて原始時代から現代へと車が疾駆する楽しさ。クレールのサインのように、異なる時代の人々が手をつないで輪舞する。また「ジェラール・フィリップ七変化」といったスター映画にもちゃんとなっていて、まことに至れり尽くせり、やりたいことやってサービスも満点と職人仕事のカガミです。
なんのかんのさん [地上波(字幕)] 8点(2010-03-20 11:56:30)
2.《ネタバレ》 現実と空想の世界を行ったり来たりするので、ぼんやり観ているとついていけなくなってしまう。ひらひらと飛ぶ蝶のショットを介して別の空間に瞬時に移動するという風に、二つの世界の切り替えがスムーズなのでなおさら。映画の中で登場する数々の音が終盤で一つの音楽を奏でるというのが面白い。
クルシマさん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-08-03 11:30:33)
1.《ネタバレ》 街灯が灯る夜更けに聞こえてくるのはピアノの音色。気持ち良く聞いている者もいるのですが、それを不快に感じる人たちが出てきます。バイクの修理をする彼らには、どうやらピアノの音は騒音であるらしく、クラクションを鳴らして邪魔をする。
この一幕で、人が変われば物事の捉え方も変わり、どんな人も皆、自分本位に物事を考えるものなんだということを気づかせてくれ、またそれは画面を見、ピアノの音に聞き入っていた自分さえも同様なんだと思い知らされます。
良い映画は最初の10分でわかる。これは自分が勝手に思っている法則ですが、この監督の音に対するこだわりの一片が見れたようでかなり嬉しくなってしまいました。
一番の注目ポイントは、郵便を届けに来た配達員とのやり取りのシーンや、会話を窓越しに映して会話の内容を観る側の想像に委ねるところでしょう。特に後者はヒッチコックの専売特許とばかり思っていただけに、これはちょっとビックリでした。
さて、ストーリーですが、これは非常に軽快かつ愉快なコメディ。
主人公クロードの近くにいるおじいちゃんが、昔は良かった・・・とぼやいて、手にしている新聞など(その時代によって持っているものが違う)を投げ捨て、どんどん時代をさかのぼってゆく。そこで出会う女性に恋をして・・・というのは、ジェラール・フィリップの十八番なストーリーですね。最後の方の、原始時代までさかのぼってくる頃になると、もう何が何だか訳わかんなくなってきますが、このハチャメチャ感がイイです。
夢の先々で出会う3人の女性は、実は現実の世界にも存在しているのに何故かそれに気がつかないのが面白いところで、最終的にはその中の1人と結ばれますが、個人的には彼のキャラらしく3人全員と結ばれるか、全員にフラレるかにして欲しかった(笑)。けど、クロードを取り巻く周りの人間がみんな暖かくて、みんなで大団円を迎えられたのがこの映画を楽しめた一番のポイントだったと思います。
あと、アラブ姫を演じたジーナ・ロロブリジーダは本当にハマリ役ですね(彼女はそういう役ばっかり^^)。自分も彼女に1票!
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-13 00:35:32)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.25点
000.00%
100.00%
200.00%
3112.50%
400.00%
500.00%
600.00%
7225.00%
8450.00%
9112.50%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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