Sweet Rain 死神の精度のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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Sweet Rain 死神の精度

[スウィートレインシニガミノセイド]
ACCURACY OF DEATH
2007年上映時間:113分
平均点:6.00 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-03-22)
ドラマファンタジー小説の映画化
新規登録(2008-01-16)【カラバ侯爵】さん
タイトル情報更新(2023-07-05)【イニシャルK】さん
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監督筧昌也
キャスト金城武(男優)千葉(死神)
小西真奈美(女優)藤木一恵
富司純子(女優)かずえ
村上淳(男優)青山(死神)
光石研(男優)藤田敏之
石田卓也〔俳優〕(男優)阿久津伸二
吹越満(男優)大町健太郎
眞島秀和(男優)
原作伊坂幸太郎「死神の精度」(文藝春秋社)
脚本筧昌也
小林弘利
音楽ゲイリー芦屋
主題歌小西真奈美(クレジット「藤木一恵」)「Sunny Day」
撮影柴主高秀
製作日本テレビ(「Sweet Rain 死神の精度」製作委員会)
ROBOT(「Sweet Rain 死神の精度」製作委員会)
読売テレビ(「Sweet Rain 死神の精度」製作委員会)
プロデューサー堀部徹
奥田誠治(エグゼクティブプロデューサー)
阿部秀司〔製作〕(エグゼクティブプロデューサー)
制作ROBOT(制作プロダクション)
配給ワーナー・ブラザース
特撮石井教雄(VFXプロデューサー)
美術清水剛
衣装伊賀大介(スタイリスト)
編集伊藤伸行
照明蒔苗友一郎
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3.前日に原作小説を読み終えたばかりだった。
原作を読み終えた直後に映画作品を観るのは、ハードルがあまりに上がってしまってアンフェアかなとも思ったけれど、タイミング良く朝から冷たい雨が降り続いていたので、鑑賞に至った。

結論から言おうと、非常に良い映画に仕上がっていると思う。予想外に良い出来映えだった。
まず何よりもキャスティングが良かったと思う。
主人公の死神「千葉」役に金城武を起用したことは、間違いなかった。
原作者の伊坂幸太郎の「指名」だったらしいが、ほんの少し“片言”な感じに聞こえる台詞回しや、他の日本人俳優にはない浮世離れした存在感が、死神役に相応しく、「千葉」そのものだった。
ちょっとした風貌の変化で、様々な年代の異なったキャラクターを表現する様には、単純な演技力ではないアジアを代表する俳優としての表現力が見られたと思う。
物語を締める老女を演じた富司純子も素晴らしく、根本的な美しさと芯の強さを兼ね備えた老女役において、今、彼女以上に映画の画面に映える女優は居ないと思う。

このキャスティングの妙だけでも、充分に観る価値のある映画だったと思うが、更に映画化にあたり脚色の巧さも光っていた。
原作小説は6編の短編からなる連作小説だが、その内の3編を選択し、とても巧く一つの映画作品の脚本として繋ぎ合わせていた。
映像化にあたって改修が不可欠な台詞回しも、物語の本質を損なうことなくユニークに繰り広げられており、それぞれのキャラクター像がある部分においては深まっていたと思う。
各話の連なり方だけを見れば、この脚色の方が映画的には相応しかったとさえ感じた。

良い小説の映像化においては、どうしても必要不可欠な脚色行為によって、大いにその世界観が損なわれることは多々ある。
でも、今作においては、明らかな変更点を目の当たりにしつつも、すんなりと受け入れられ、原作とは違う映画ならではの感動を生んでいた。
稀ではあるが、とても幸福な小説の映画化だったと思う。

犬の安っぽい字幕演出がなければもっと良かったのだけれど……。
鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 8点(2011-12-08 12:53:23)
2.《ネタバレ》 原作既読の伊坂信者です。だいたい原作ファンだと映像化に落胆したり首を傾げるんですけど、これは上手くまとめたなー、素晴らしいです。

まず金城さん演じる千葉がいい。日本語セリフがちょっと棒読みな所とか感情を入れずに飄々と話す部分など、人間の世界のレトリックやシャレなどを理解しきれてない死神の役にピッタリです。髪型や衣装で若者やヤクザになりきれてしまうあたりもいい。伊坂さんが映画化の条件として彼を指名したのも頷けます。映像化にあたり少しだけ設定をドライにしたのも良かったし、連絡電話を犬に代えたのも◎。年齢設定を少しずつずらしたのも問題なし。

クレーマー対応の女性を演じた小西真奈美さんも歌声素晴らしいなあー。原作ではもう少し垢抜けない印象だけど声の可愛らしさ、歌声の素晴らしさ、まさに歌手の原石。彼女しかいなかっただろなーと思わせます。

光石研さんも富司純子さんも良かった。伊坂さんの作品は一見バラバラに展開する話がリンクする妙が持ち味の1つですけど、それが上手い事絡んだと思う。原作の1・2・6話目をなるほど上手く映像化の際に繋げたなって嬉しくなりました。終始雨で暗い映像でも悲壮感がなく、これだけ上手に映像化したのは久しぶりに見ました。

藤田の死体を前に阿久津が泣くシーンと、3つ目の話のお掃除ロボットの設定だけは不要だったけど、それを抜いても軽く8点は献上します。エンディングの小西さんの歌声にふわーって気持ちよくなれました。原作の映画化作品、どれもこの作品位のクオリティを保って欲しいなあ…。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(邦画)] 8点(2010-12-05 03:06:40)(良:1票)
1.最近乗りに乗ってる伊坂作品の映画化。
原作未読で映画観てから原作読みました。
ちなみに伊坂作品はこれで全ての小説読みました。
原作の感じをあまり損なわず、2時間で上手くまとめたなって感じです。
全体的にコニタン押しと最後の話だけ多少無理感があるように感じられましたが、まぁそれなりに楽しめたかと。
金城武は伊坂作品にある一本筋のキャラ立ちには合うんじゃないかなと思います。
原作は幾つかの連作になってるんですが、
エピソードのチョイスと話のアレンジも良い感じ。
但し伊坂作品における細かい台詞に隠された布石と最後にスッキリとまとめる感じは流石に無いです。
小説そのままだと難しいのでかなり賛否わかれると思いますが。

関係ないですが、真ん中の話でチョビ髭姿の金城武出てきたとき、
「ムーディー勝山じゃね?」と言った声を聞いてから半分ぐらい集中できんようになった。
似てないけど、、、そう見えてしまう。

ひで太郎さん [映画館(邦画)] 8点(2008-05-19 10:11:37)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
439.09%
5721.21%
61339.39%
7721.21%
839.09%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review4人
2 ストーリー評価 7.20点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.40点 Review5人
4 音楽評価 6.20点 Review5人
5 感泣評価 6.00点 Review3人
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