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汚名

[オメイ]
Notorious
1946年上映時間:102分
平均点:6.60 / 10(Review 40人) (点数分布表示)
公開開始日(1949-11-20)
ドラマサスペンスモノクロ映画ロマンススパイもの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-06-15)【TOSHI】さん
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監督アルフレッド・ヒッチコック
助監督グレッグ・トーランド(第二班監督〔ノンクレジット〕)
キャストケイリー・グラント(男優)デヴリン
イングリッド・バーグマン(女優)アリシア・ヒューバーマン
クロード・レインズ(男優)アレキサンダー・”アレックス”・セバスチャン
ルイス・カルハーン(男優)ポール・プレスコット
ラインハルト・シュンツェル(男優)アンダーソン博士
アルフレッド・ヒッチコック(男優)パーティでシャンパンを飲んでいる男(ノンクレジット)
田口計デヴリン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
水城蘭子アリシア・ヒューバーマン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原保美アレキサンダー・”アレックス”・セバスチャン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
鈴木光枝セバスチャンの母(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
塩見竜介(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
千葉順二(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
西田昭市(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
千葉耕市(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
加藤亮夫デヴリン(日本語吹き替え版【PDDVD】)
磯辺万沙子セバスチャンの母(日本語吹き替え版【PDDVD】)
鈴木貴征アンダーソン博士(日本語吹き替え版【PDDVD】)
脚本ベン・ヘクト
アルフレッド・ヒッチコック(ノンクレジット)
クリフォード・オデッツ (ノンクレジット)
音楽ロイ・ウェッブ
撮影テッド・テズラフ
製作アルフレッド・ヒッチコック(ノンクレジット)
RKO
制作東北新社(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
配給セントラル
特撮ヴァーノン・L・ウォーカー(特殊効果)
美術ダレル・シルヴェラ(セット装飾)
キャロル・クラーク(美術監督)
衣装イーディス・ヘッド(イングリッド・バーグマンのガウンのデザイン)
ヘアメイクメル・バーンズ(メイク担当)(ノンクレジット)
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
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5.やっぱりヒッチコックって、サスペンスの人、なんだなあ。などということは、巷では常識とされているらしいので、今更何言ってるんだ、ってなところなんでしょうけれども、それにしても。
この物語って、男女が互いに惹かれあっているにも関わらず、女はスパイとして容疑者のジジイと結婚、男はそれを陰で操る、という、ある種残酷な運命を描いている(はず)のもので、言わば悲恋の物語と言えなくもない(はず)のものなんですが、正直、その印象はあまり強くなくって。どちらかというと、特に中盤以降の、ワイン倉庫の捜査の描写などのドキドキ感に重点が置かれているようで。
戦時中の父の行為による汚名を被らされた挙句、今はまたこんなつらい任務に身を投じる女性、これって本来ならかなり悲惨な境遇、だと思うんですが、必ずしも愁嘆場のような場面は多くなく、わりとサバけた印象。捜査される側のジジイも、その母親を登場させるなどして人物像に幅を持たせたりしてるんですけれど。それが、途中からサスペンス全開モードになって、余韻を残すべく準備されたであろうラストの収まりが、何となく悪いように思われます。
しかし、サスペンスとしては、これがやたら面白かったりするもんだから、困ってしまう。困る必要ないけど。傾いたりボヤけたりする主観カメラだとか、被写体に急接近するカメラだとか、映画の見る者の視点を存分に引きずりまわす。鍵束につけられた鍵の数の足し算・引き算、瓶に書かれた年代ラベルの足し算・引き算から導き出される真相。とにかく、面白いシーンに事欠きません。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-01-31 13:22:09)(良:1票)
4.《ネタバレ》 例のあの二人の長いキスシーンを見るとご馳走様ですて気持ちになる。そうならない奴は男じゃないと言いたい。あんなにも美しいイングリッド・バーグマンとキスできるなら、私は例え、鬼と言われようが構わない。ケイリー・グラントが羨ましい。それ以上に憎い。こんなにも美しいイングリッド・バーグマンを相手にキスし放題。いくらそういう役柄だからって許せない。おっと、すいません!いったい、何を一人で興奮してるんだ?電話の最中にキスって、くそう~!こんなシーンで観客に対してどこまでもどこまでもやりきれない思いを募らせながらそれでいて、小道具の使い方が毎度ながら上手くてこれだけ面白く見せることの出来るヒッチコックはやはり凄い監督さんだ!またこの映画は主演の二人以上に脇を固める俳優陣が良い。人間的な魅力、弱さと嫉妬を見せる悪役クロード・レインズの紳士ぶりも光ってる。ところで見ながらコーヒーでも飲もうかなとコーヒーを入れて飲む準備をしていたらあの毒薬をコーヒーへ入れる場面とその後のイングリッド・バーグマンの演技、階段の向こうで立っている二人、クロード・レインズとその母の姿が怖い上に何とも哀れでならない。最後まで本当に憎いケイリー・グラントに嫉妬しつつ、イングリッド・バーグマンのクラクラしそうになるほどの美貌の前に私はどうすれば良いのか?先程入れたコーヒーが未だに飲めないでいる。でも、早く飲まないと冷めてしまう。私の入れたコーヒーに毒など入ってるはずがないのに飲めないでいる。またこれを見て益々、イングリッド・バーグマンが好きになってしまった。ヒッチコックは女優選びの上手さと、映し方が本当に憎たらしいほどに上手い。
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-11-30 12:16:08)
3.《ネタバレ》 これと「めまい」はヒッチの作品史上稀有に堅実な傑作である。つまりはシナリオに支えられ、偉大な演技者たち(ケイリー・グラント、バーグマン、クロード・レインズ)に支えられ、無駄のないシンプルな外見を仕立て上げている。特に俳優に関して言えば、それぞれが目で語らしめる実力を備えており、実際ヒッチコックもこの作品に関しては目で語らせることを相当意識して作っている。ケイリー・グラントの真意の読み取れない奥深い眼、パーティシーン等でたびたび注視されるクロード・レインズの疑いの目、コーヒーの毒に気付いた際にバーグマンが見せた隠しきれない動揺の目。とりわけこのシーンではクロード・レインズ、母、バーグマン、それぞれの意図を反映した目のクロースアップが次々とカッティングされることで展開の変化を告げる素晴らしき映画の躍動に満ちている。この作品はいかにもヒッチコック風の視覚的エモーションの緊密性には縛られていないが、やはり随所でその鋭利な演出を見せ付けられている。バーグマンが鍵を隠し持つシーンがそれであり、積極的に転落へと向かうワインボトルのカッティングがそれであり、絶望のなか屋敷への階段を上るクロード・レインズ、その陰影の美しきシンメトリーの静謐な緊迫がそれである。 またクロード・レインズの最期を省略したことや、ブフカの死を見せなかったこと、バーグマンに対する遅効性の毒を考えてみても、発狂の瞬間よりもむしろその過程、溺れて死ぬまでの息苦しさをこそ描きたかったのだということもよく分かる。
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-29 02:41:44)(良:1票)
2.「史上最長のキスシーン映画!」と聞いていたので、どんなモンなんかなあとエロオヤジ根性丸出しで観てしまいました。あの気高く完璧な美貌のバーグマンの表情が、あまりに長いキスの合間の息継ぎ時、どんな苦しげな表情を見せてくれるのか(←アブナイ)とかあらぬ妄想を抱いてアホタレな事を・・・。実際見てびっくり。確かに長いキスシーンだったけど、グラントとバーグマンはつかず離れず短いキスを繰り返してるだけで息継ぎなんか全く必要なかったのでした・・・。はふううう・・・。
放浪紳士チャーリーさん [地上波(吹替)] 8点(2005-04-23 16:07:02)
1.ケイリー・グラントとイングリッド・バーグマンのキスシーンだけで、ご飯三杯はいける。
かんたーたさん 8点(2004-05-08 11:50:01)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 40人
平均点数 6.60点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
51230.00%
6717.50%
71230.00%
8512.50%
925.00%
1025.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.33点 Review3人
2 ストーリー評価 7.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review4人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
chart

【アカデミー賞 情報】

1946年 19回
助演男優賞クロード・レインズ候補(ノミネート) 
脚本賞ベン・ヘクト候補(ノミネート) 

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