抱擁のかけらのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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抱擁のかけら

[ホウヨウノカケラ]
Broken Embraces
(Los abrazos rotos)
2009年スペイン上映時間:128分
平均点:6.07 / 10(Review 14人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-02-06)
ドラマサスペンスロマンス
新規登録(2010-02-22)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2019-08-24)【Olias】さん
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監督ペドロ・アルモドバル
キャストペネロペ・クルス(女優)レナ
ブランカ・ポルティージョ(女優)ジュディット・ガルシア
タマル・ノバス(男優)ディエゴ
アンヘラ・モリーナ(女優)レナの母
ロッシ・デ・パルマ(女優)ジュリエッタ
ロラ・ドゥエニャス(女優)
脚本ペドロ・アルモドバル
音楽アルベルト・イグレシアス
撮影ロドリゴ・プリエト
配給松竹
衣装ソニア・グランデ
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1.《ネタバレ》 私の名前はハリー・ケイン、かつて名の知れた映画監督だった。映画や脚本を著すとき、私は必ず“ハリー”の名を使った。つまりペンネームだ。本当の名は、マテオ。だが、ある日を境にマテオは消えハリーだけが残った。全ての過去を捨てハリーとなった私は同時に視力をも失ってしまったのだ――。深い孤独の中に生きる盲目の元映画監督ハリー。ある日、彼の元にマドリードの実業家エルネストが死去したという知らせが届く。「そうか、とうとう彼が死んだのか…」と、しみじみ呟くハリー。自身の身の回りの世話をしてくれる青年に、ハリーは自らの秘められた過去を語り始めるのだった……。物語は、そんなハリーの映画監督として充実していた日々、そこで出逢った若く美しい女優レナと強欲な実業家エルネストとの愛憎渦巻く確執をミステリアスに交錯させながら、彼が視力と過去を全て捨て去るきっかけとなったとある一日へと収斂させてゆく。スペイン映画界が生んだ至宝アルモドバル監督と女優ペネロペ・クルスが再びタッグを組んで描いたのは、これまで彼らが創り上げてきた名作群の製作過程を自己戯画化したようなそんな哀切感漂う人間ドラマでした。とにかく、もう彼にしか生み出せないであろう情熱的な“赤”を基調とした極彩色な映像美は、今回もほんと素晴らしかったですね。そんな絵画のように美しい映像の中に、これまた女性の美しさの頂点を極めた?だろうP・クルスが華を咲かせておりました。いやー、溜息が出るほどに耽美(笑)。そして本作が何より優れているのは、そんな女性の美しさを永遠に記憶に留めておきたいためにハリーが自ら盲目となったような描写が随処に散見されること。いやー、やっぱり良いですね~、この芸術に域にまで達している変態紙一重の谷崎潤一郎的フェティシズム。もはやアルモドバル版『春琴抄』。そんな豊潤な世界を、今回も充分堪能させてもらいました。最後、遺された彼女のフィルムを再編集して新たな映画を創り出そうとするハリーに、アルモドバルの映画への深い愛情――そして倒錯的な女性崇拝の念を見出さずにはいられません。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2015-02-06 19:49:25)
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 6.07点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4214.29%
5214.29%
6428.57%
7535.71%
817.14%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人
chart

【ゴールデングローブ賞 情報】

2009年 67回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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