アリスの恋のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アリスの恋

[アリスノコイ]
Alice Doesn't Live Here Anymore
1974年上映時間:112分
平均点:6.79 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(1975-11-22)
ドラマロマンスロードムービー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-23)【TOSHI】さん
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監督マーティン・スコセッシ
キャストエレン・バースティン(女優)アリス・ハイアット
アルフレッド・ルッター(男優)トミー
クリス・クリストファーソン(男優)デヴィッド
ビリー・グリーン・ブッシュ(男優)ドナルド
ジョディ・フォスター(女優)オードリー
ダイアン・ラッド(女優)フロ
ハーヴェイ・カイテル(男優)ベン
レリア・ゴルドーニ(女優)ベア
ローラ・ダーン(女優)アイスクリームを食べている少女(ノンクレジット)
藤田弓子アリス・ハイアット(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
難波克弘トミー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
瑳川哲朗デヴィッド(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
阿部寿美子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
鈴木れい子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
安原義人(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
玉川砂記子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
峰あつ子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
西村知道(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
熊谷誠二(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
中村秀利(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
笹岡繁蔵(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
峰恵研(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
堀絢子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
脚本ロバート・ゲッチェル
作詞ドリー・パートンI Will Always Love You
作曲エルトン・ジョン“Daniel”
ドリー・パートンI Will Always Love You
挿入曲エルトン・ジョン“Daniel”
T-REX“Jeepster”
エレン・バースティン“Where or When”他
クリス・クリストファーソン“I'm So Lonesome I Could Cry”
ドリー・パートン“I Will Always Love You”
撮影ケント・ウェイクフォード
制作東北新社(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
配給ワーナー・ブラザース
美術ウェイン・フィッツジェラルド(タイトル・デザイン)
編集マーシャ・ルーカス
字幕翻訳高瀬鎮夫
その他ラリー・コーエン(プロダクション総指揮)
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11.《ネタバレ》 夫に先立たれた35歳の母と息子の幸せを探し求めてのロードムービー。
母を演じるエレン・バースティンはよく泣くしよく怒ってもいる。その度に彼女が可愛くも見え、ふてぶてしくも見える。彼女の持つ強さと弱さを見事に演じ分ける。しかし、一番印象に残った彼女の表情は2つ目の町でクリス・クリストファーソン演じる牧場主の男のプロポーズを受け入れた時の幸せそうな満面の笑みなのでした。ごつごつとして不器用な面々が揃うこの町のカフェの人間模様も良かった。

女性の自立というテーマと共に、終盤には息子と牧場主が2人で牧場で遊び、ギターを習う様子からは少年にとっての父親の存在の意味も感じ取れます。上手くいかない時もいい出会いがいい方向に導いてくれて幸せなゴールが待っている事もある。この旅も当初の目的地にたどり着かず、1つのいい出会いがきっかけで途中で滞在したこの町が旅の終着地となりましたが、これも人生というものなのでしょう。
とらやさん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-26 22:22:15)
10.《ネタバレ》 子連れの独身女性という設定は、昨今の映画でありふれている。
『アリスの恋』は、夫の交通事故死によってアリスが子持ちの未亡人という境遇に陥るところから始まり、家財道具一切を車に詰め込んで最愛の息子と二人で故郷の町を目指して旅を続ける様子が丁寧に描かれる。まさに70年代のロード・ムーヴィーである。
彼女らは失い、探し、見つける。彼女は旅の中で昔憧れていた歌手を目指すがすぐに挫折し、幾多の困難に遭遇しつつ、最後のハッピーエンディングで彼女が得るのは将来の伴侶となる「男」であった。

その後のハリウッド映画の流れの中で、子連れの独身女性という設定は、『ドク・ハリウッド』や『フォーエバー・ヤング』等、恋愛ドラマのヒロインの典型となり、『恋愛小説家』や『ショコラ』では子連れであるという境遇そのものがありふれたものとなって、且つ、それが女性の性としての逞しさや優しさの象徴であり、ネガティブな要素でなくなっていくように思える。さらに『エリン・ブロコビッチ』に至っては、まさにそれこそがアイデンティティの一部であり、女性の自立という「父性」と共存すべきものとして描かれる。もちろん、そこで見事に虐げられているのは全てを失った男性である。
『アリスの恋』と『エリン・ブロコビッチ』で主人公を支える男のキャラクターはとても似ているけど、その扱われ方は180度違う。父性すらも奪われることによって、虐げられる男性は、まさに『エリン・ブロコビッチ』の中で象徴的に復讐されているように思える。
さらに『ボルベール<帰郷>』に至っては、父親という存在そのものが忌まわしきものとして葬り去られるのである。

以上のことからも『アリスの恋』が女性を主人公として描いた映画として、如何に微笑ましいものであったかが分かる。旅の途中で悪い男(H・カイテル!)につかまったり、仕事で失敗したり、子供の非行に手を焼いて泣いてばかりいるエレン・バースティン。はっきり言って年はいってしまっているけど、実に可愛らしい女性じゃあないか!

今や、この映画のクリス・クリストファーソンは僕らの憧れの存在かもしれない。へたに男気を発揮して、殺されて埋められてしまわないように、僕らは常に気を配っていないと、、、男性は分子生物学的にも発生の過程における女性のできそこないで、ただの「使い走り」にすぎないらしいので。(福岡伸一の本によるとね)
onomichiさん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-18 20:42:49)
9.すごく幸せな気持ちにしてくれる映画でした。男運は悪かったですが頑張っているアリスの姿に感動。ハッピーエンドに思わず笑みが漏れました。この目鼻立ちが整った娘は誰だと思って見てたんですがジョディ・フォスターだったんですね。精悍な?ハーベイ・カイテルも見れたし満足でした。
ゆきむらさん 8点(2004-03-27 08:02:53)
8.「男がいないとダメなのよ」と泣き崩れるアリスの姿、中年女性の情念がよく出ているしっとりした作品ですね。女一人、職を求めてナイトクラブの歌手をしたり、小さなダイナーのウェイトレスをしたりと世間の荒波に揉まれながら、明日をも知れない運命を生きて行かなければならない所は切々としますが、逆にその辺りがアメリカ的たくましさとでも云うのでしょうか。時は丁度ベトナム戦争の最中という時代。女性の自立が叫ばれはじめる時代の幕開けとなった象徴的な作品かも知れません。口の悪いウェイトレスのダイアン・ラッド、若き日のハーヴェイ・カイテルがヤクザなスケコマシ役、ジョディ・フォスターがボーイッシュな小学生がいい味を出しています。
Mr.MONKさん 8点(2004-03-12 11:47:10)
7.主人公のアリスは、8歳で“Alice doesn‘t live here anymore”(原題に同じ....アホなので訳せない)を聞き、「あたしの方が上手く歌えるわ」という大きな勘違いから歌手になる事を決意し、一応その夢は叶ったようだが結婚により廃業。35歳で夫と離別し12歳の息子と旅にでることになるわけだ。私が興味を持ったのは彼女と一人息子との関係である。子を持つ親なら誰もが頭をよぎる格言がある。子は親の鏡」まさにアリスの息子は、その言動・行動において彼女の心を移す鏡の役割を担っている。そしてアリス自身も息子との会話の中で、自分でさえも気付かなかった(と言うよりも封印していたと言うべきか)本音に触れ、しだいに自信を取り戻していく。ただし結末は「本当にこれでいいのか?」という疑問を残す。ところで、本作の前に同監督の「タクシー・ドライバー」を先に観てしまうと、とんでもない心理状態に陥るだろう。例えばハーベイ・カイテルが登場したその時「うわぁ、た、大変だ!この男は絶対に悪い奴だ!」と100人中95人は思う。例えば息子のGFとしてジョディ・フォスターが登場したその時「うわぁ、た、大変だ!この子はきっと災いをもたらす!」と100人中87人は思う。そして...「ほら見たことか」とアリスたちの行く末をますます心配するようになり、見終わっても結局スッキリしないかもしれない(汗)
nizamさん 8点(2003-12-19 18:21:30)(笑:3票)
6.泣き虫母さん奮闘記。けなげに頑張る姿が実にいじらしゅうござる。店の連中も素敵ですなぁ。幸せになれよぉお!クリストファーソンもこの手の役はいい味出してんだよなぁ。
モートルの玉さん 8点(2003-08-05 21:44:46)
5.いやあいいよね。後半ちょっとまとめきれてない気もするが、見終わったあとに笑顔になれます。全体的にポジティブなところがこの映画の核になってます。こういうロードムービーは好きです。
じゃん・ばる・じゃんさん 8点(2003-07-06 18:19:34)
4.暗めの子供とはねてる母親。いい関係です。この時期のバーンステインはいいなあ。「ダイアナ・ロスのお帰りよ」と言うセリフ決まってます。映画館で吹き出してしまいました。
omutさん 8点(2003-06-03 02:55:36)
3.未亡人のE・バースティンと息子の新たな旅立ちのロードムービー。次々と移り住むはめになる息子が可哀想になるが、大胆な女の子と友達になる。若き日のJ・フォスターがすでに光っている。レストランで働くアリスと同僚の女性との掛け合いとか、客とのやりとりが「これがアメリカか~」と妙に納得。やや不器用に、臆病にすすむアリスの恋、ハッピーエンドで幸せな気分。強そうで弱い、可愛い中年女性をバースティンがうまく演じてます。
キリコさん 8点(2003-05-17 16:20:07)
2.主役二人も良かったが、アリスのひ弱な息子のアルフレッド・ルター少年と「weird」を連発する(自身weirdな)少女ジョディ・フォスターの風変わりな友情も面白かった。
アンドロ氏さん 8点(2002-12-23 23:20:04)
1.夫に突然事故死され、子供一人抱えたアリスは家財道具を処分して、もう少しマシな地方都市へと車を走らせる。母子の前に広がるのは無限の荒野と長い道だが、心細くなりながらも元気を取り戻していく。これこそがフロンティア・スピリッツで、いかにもアメリカ的人間そのもの姿であり、その活力が彼女たちを生き抜かせていく。友達関係のようなアリス母子の描写が面白く、又、アリスがウエイトレスになって、最初は喧嘩ばかりしていた先輩格の女とやがて仲良くなって、太陽の光を浴びながら二人で話をしているアップの秀逸なカット等々、M・スコセッシの印象的な演出は冴えわたる。
ドラえもんさん 8点(2001-04-01 19:19:13)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.79点
000.00%
100.00%
213.03%
313.03%
426.06%
539.09%
6515.15%
7618.18%
81133.33%
9412.12%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

1974年 47回
主演女優賞エレン・バースティン受賞 
助演女優賞ダイアン・ラッド候補(ノミネート) 
脚本賞ロバート・ゲッチェル候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1974年 32回
主演女優賞(ドラマ部門)エレン・バースティン候補(ノミネート) 
助演女優賞ダイアン・ラッド候補(ノミネート) 

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