1.《ネタバレ》 主人公のエクシストというか、神父さんは、信仰心がほとんどなく、悪魔の存在もほとんど信じてないちゃらい神父さんなのである。でも、こんな仕事がほとほと嫌になってしまっていて、今回で最後にしようって事で、エクソシズムの舞台裏をおちゃらけながら見せてくれる。だから、ひたすらに悪魔と対峙してきた既存の映画の神父さんより、かなり常識的で、親しみのもてる主人公なのである。ここら辺の描き方が、面白い。
しかし、少女が不可解な行動をしだすところから、不穏な空気が蔓延しだす。父親もちょっと頭おかしいのか?ってところで、二人の人間の狂気に怯えさせてくれるのが良い。
しかし、ラストの方が雑だなー。
最後がバシっと決まってたら、かなりのお気に入りになったかもしれなかったのに。でも、ドキュメンタリー風とか、POV(主観カメラ)形式のホラーの中ではかなり好きです。