見えざる敵のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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見えざる敵

[ミエザルテキ]
An Unseen Enemy
1912年上映時間:13分
平均点:7.00 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
ドラマサイレントモノクロ映画ショート(短編映画)
新規登録(2012-02-14)【ユーカラ】さん
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監督D・W・グリフィス
キャストリリアン・ギッシュ(女優)
ドロシー・ギッシュ(女優)
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2.《ネタバレ》 リリアン&ドロシー・ギッシュ姉妹の初々しさ。人差し指で顎をクイッとあげる仕草。
女が気に掛ける“穴”、室内で髪がなびきカーテンが揺れ動く理由、姉妹の髪が風でなびく姿が本当に可愛い。

電話が呼ぶもの、葉っぱに囲まれた中で迫るもの・断るもの、手を引いて家に戻った瞬間から奔る戦慄、窓から引き入れ侵入し、密室に閉じ込められ、穴から突きつけられる“恐怖”。
突き付ける側も気が気でないのか酒をあおぎたくなる気分のようだ。姿を見られないためにあの穴に固執するのだろうか。

「穴を防げばいいじゃん」とか「腕を掴んでやれ」とか思うかも知れないが、突然得体の知れない物体から味合わされた銃撃の威力を物語る“音”。それを体験した本人にしか分からない恐怖が彼女たちを震わせているのだろう。なんせ目の前に迫り気を失ってしまうくらいだからな。だが、恐怖を前に倒れた家族を抱え庇う健気さよ!

出入りを繰り返すシュールな光景、銃撃が知らせる凶事、疾走する車のスピードを殺すように突き出される遮断機(手動)、動き始め回転する橋、戻されるもの、戻って来て“突破口”を開くもの、吹き出し充満するもの、駆け付けるもの、受け入れるもの。
すかあふえいすさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2017-05-27 01:35:40)
1.デビュー作ながら豊かな表情変化を見せるリリアン&ドロシー・ギッシュ姉妹が存分に魅力をふりまいている。

全く同じ衣装で風貌も身振りもよく似ているが、背丈と気性の微かな差異でしっかり二人の個性が演出されている。
(リリアン自伝によると、この当時グリフィス監督は青と赤のリボンで二人を区別したそうだが。)

特徴的な、ドアを介して隣り合う二部屋間のサスペンスがメインだ。
ストーブの煙突用穴から覗く、黒光りする拳銃のクロースアップ。寄り添い、怯えるギッシュ姉妹。

1巻ものながら、まさに「女優と拳銃さえあれば映画になる」好例である。

さらに、二人を救出に向かう自動車によるパラレルアクションが加わり、その途上に登場する旋回式ブリッジの仕掛けが救出劇の焦らしとして面白い。

また、妹ドロシーが恋人と語らう屋外ロケの輝くような光線や風、農園の緑の揺れもビリー・ビッツァーのキャメラが瑞々しく捉えている。

ラストの4人のショット。右手前で恋人のキスを受けるドロシーのお澄まし顔も可愛らしい。
ユーカラさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2012-02-16 00:30:39)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5125.00%
600.00%
7125.00%
8250.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人
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